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「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】

「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • 2019年にネオンが復活した数日後の夜。不況や高齢化による閉業のニュースも多いなか、心が躍るニュースを提供してくれたことに感謝したい
  • 2011年に初めて訪れたときの1枚。西から東へ旅をしている途中で、日没まで撮影したためニードルスに着くころには真っ暗だった
  • ルート66のロードサイド・アトラクションにも指定されている。話によるとフェンスの後ろ側はなんと滑走路になっているようだ
  • ガスステーションは営業中で割と頻繁にクルマやバイクが立ち寄る。左はマイクロソフトの地図サービス、Bingマップのカメラカーだ
  • 僻地だけにガソリンの価格はニードルスやバーストーより高いと聞くが、ここで給油すること自体がひとつのアトラクションといえる
  • いっぽう室内はまだ手付かずだった。ベッドやソファーは閉業した当時のままなのだろうか。乾燥しているせいか建物の傷みは少ない
  • 向かいにはアンボイで唯一の公共施設と思われる郵便局が。ウィキぺディアによると人口は5名に満たないが果たして需要はあるのだろうか
  • モハヴェ砂漠を貫くルート66には大きなロードサインがたくさん。交通量も少ないので路肩にクルマを停めてじっくりと撮影できる
  • モハヴェ砂漠に沈んでいく夕陽。中央のバイカーはカナダからルート66を走りに来た夫婦で、お互いに写真を撮り合うなど交流した
  • かつてモーテルのオフィスだったと思われる建物の外装が塗り直されてキレイになっていた。復活に向けた動きのひとつと信じたい
  • 2019年に復活したネオンを目当てに大勢のファンが訪れていた。お互いに撮影のジャマをしないよう、気を遣い合うのがなんとも微笑ましかった
  • これは私が初めて訪れた2011年。最新の写真と比べると色も再塗装されているようだ。再興へ向けたオーナーの心意気が伝わってくる

30年ぶりにネオンが灯った砂漠の名店「ロイズ・モーテル&カフェ」

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。イリノイ州シカゴから西に向かい、ついに最西端のカリフォルニア州に突入しました。モハヴェ砂漠にたたずむ巨大なネオンサインで知られる名所、「ロイズ」を紹介します。

モハヴェ砂漠のオアシスとして長年愛されてきた

カリフォルニア州に入って最初の街、ニードルスで疲れを癒したら再び西へ。数マイルはルート66がインターステート40号線に同化しているが、133番の出口で下りて広大なモハヴェ砂漠のドライブを楽しもう。多くの人がイメージする、地平線まで続くアメリカらしい道路は、じつを言うと3755kmに及ぶルート66のなかでもごく少ない。その希少な区間がニードルスから西のエリアなのだ。

砂漠を横断する途中で立ち寄るべき場所のなかで、もっともフォトジェニックかつ買い物もできるのは、アンボイの「ロイズ・モーテル&カフェ」だろう。

ニードルスと次の大きな街であるバーストーのほぼ中間に位置しており、ルート66が誕生した12年後の1938年にガスステーションとしてオープン。当初は「ロイズ・ガレージ」という名称で後に「ロイズ・ガレージ&カフェ」と変更、現在のカフェ(営業はしていないが)はクルマの部品をストックしておく倉庫だったらしい。

創業者のロイ・クロウルは自動車整備工場やモーテルなど次々に事業を拡大し、最盛期には70人を超える従業員を雇うほどの成功を収めたと伝えられている。しかしルート66が廃線になるとアンボイは、旅のオアシスとしての必要性を失ってしまう。ロイと彼の一族は辛抱強く1978年まで経営を続けるが、時代の流れには逆らいようがなく荒廃の一途をたどっていく。

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