クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • バブル時代からの念願かなってホンダ「シティ・カブリオレ」を購入!「若い頃に憧れたクルマでのドライブデートは何歳になっても心トキメキます」
CLASSIC
share:

バブル時代からの念願かなってホンダ「シティ・カブリオレ」を購入!「若い頃に憧れたクルマでのドライブデートは何歳になっても心トキメキます」

投稿日:

TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • ホンダ シティ・カブリオレ:シティ独特のキュートなスタイリング
  • ホンダ シティ・カブリオレとオーナーの岩崎さん
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ボディサイドには「CABRIOLET」の文字が入っている
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ボディカラーは専用色も含めて12色ものポップなカラーリングの中から選択できた
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ほぼ純正をキープしている
  • ホンダ シティ・カブリオレ:シティ独特のキュートなスタイリング
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ターボIIに引けととらない存在感が漂う
  • ホンダ シティ・カブリオレ:リアウインドウはガラスを採用
  • ホンダ シティ・カブリオレ:上下に開けることが可能なレギュレーター式リアクオーターウインドウを採用
  • ホンダ シティ・カブリオレ:フェンダーダクトを装備
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ほぼ純正だが、ホイールのみ社外アルミに交換されている
  • ホンダ シティ・カブリオレ:幌はピニンファリーナが設計を手がけている
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ボディサイドには「CABRIOLET」の文字が入っている
  • ホンダ シティ・カブリオレ:ホンダ S800以来14年ぶりとなるオープンカーとして登場した

80年代に若者にヒットしたシティ・カブリオレ

1980年代はドラマや映画の中に登場するクルマに影響され、トレンディなクルマに乗ることがステータスシンボルとなった時代でした。なかでも注目を集めたのがオープンエアなクルマで、憧れを抱きながら青春時代を過ごした……なんていう昭和生まれの50代、60代のクルマ好きは多いはず。今回は、ホンダ「シティ・カブリオレ」を紹介します。

ボディカラーはポップでカラフルな12色を用意

日本における屋根なしスポーツカーの代表は、1960年代に登場したダットサン「フェアレディ2000」、ホンダ「Sシリーズ」、トヨタ「スポーツ800」であろう。しかしそれ以降日本のオープンカーの歴史はいったん途絶えてしまい、「再びオープンエアモータリング」と注目されたのが、1984年登場のホンダ「シティ・カブリオレ」で、およそ14年ぶりの復活となる出来事が各メディアで大きく取り上げられて話題になった。

この「シティ」の歴史を振り返ると、1981年10月に1570mmの全幅に対して1470mmの背高ノッポが特徴の「トールボーイ」の相性とともに誕生した。1983年には前後フェンダーをプリスター化させた通称ブルドッグこと「シティ・ターボII」へと派生し、その翌年、そのターボIIのボディをベースに、ソフトトップを装着した国産乗用車初の4シーターフルオープンモデルとして「シティ・カブリオレ」が誕生した。

このカブリオレは、ホンダにとって新たなチャレンジであり、また意欲作でもあったので、カラーバリエーションも豊富に設定。その種類は、ポップでカラフルな12色が用意された。また、その時代を感じさせるシティ・カブリオレのキャッチコピーは「太陽標準装備の、シティ・カブリオレ」だった。このフレーズは当時、お洒落に敏感だった若者たちの心に響き、虜にした。

ずっと憧れていたシティ・カブリオレを2023年に入手

ここで紹介する兵庫県在住の岩崎さんも若かりし頃、大好きな音楽をかけながら彼女とのデートカーとして、また、気の合う仲間たちと一緒に楽しみながらリゾート地へと向かう足として活躍するシティ・カブリオレに憧れていた。現在の愛車であるホワイトのシティ・カブリオレは、2023年にようやく見つけて購入した車体ということだった。

自然と状態の良い車体を求める日々を送っていたが、なかなか程度の良い個体がなく、全国各地にアンテナを伸ばし、気長に探し続けていたという。そんなときに、茨城県に程度の良いシティ・カブリオレがあるという情報を入手。かなり有力な情報だったので、すぐに兵庫県から茨城県に電車で向かって現車を確認。見た瞬間にこれしかないと思い、帰路は自走で兵庫県まで戻って来たと話す。

よく走ってくれることは即決購入からのロングドライブで実証済み。内装の傷は年式のわりにダメージが少なく、幌にいたってはオリジナルにもかかわらず白飛びがなく、マットブラックのまま破れてもないので満足度の高いクルマだったという。現在は奥さんとのドライブ用に活躍中というシティ・カブリオレ。

「若い頃に憧れたクルマのステアリングを握って楽しむドライブデートは何歳になっても心ときめくものです」

と話してくれた。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

すべて表示
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS