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彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • ダイハツ コペン:JB64/74ジムニーのジャングルグリーンに全塗装。L880K型純正のダークグリーンマイカとは似て非なるカラーで個性を主張
  • ダイハツ コペン:給油口の「ドロドロコペンクラブ」ステッカーは“kyu”さんのオリジナル。ゴテゴテにならないようサイズや数を絞っているのが見事だ
  • ダイハツ コペン:純正と見間違えるクオリティのエンブレムは、初代コペンのカーペットをリメイクした手作り。同じコペン乗りじゃないと気が付かないかも?
  • ダイハツ コペン:リアバンパーから顔を覗かせるのは、DスポーツのスポーツマフラーGTバージョン。砲弾型テールの2本出しで見た目の迫力もアップ
  • ダイハツ コペン:エンジンは一度ブローして載せ替え済み。2023年にパルスポーツのチューニングECUとTPISを導入した。ATとの相性もよく満足している
  • ダイハツ コペン:赤を効果的に使ってドレスアップしたインテリア。シートは後継モデルの2代目コペン純正に交換し、座り心地や質感が向上したとのこと
  • ダイハツ コペン:足まわりはSHOWAのサスキットで、ホイールはワーク エモーション。ブレーキはディクセルのECにスリットローターを組み合わせる
  • ダイハツ コペン:「開かない屋根はない!」を合言葉に盛り上がる山形オープンカーフェス。コペンをはじめロードスターやS660などが県内外から集まる
  • ダイハツ コペン:外装のアクセントはボンネットに貼り付けたタイヤのパターン柄ステッカー。社外エアロはJモードのフロントハーフスポイラーのみ
  • ダイハツ コペン:コペン仲間と各地のイベントへ出かけることも多い“kyu”さん。もうひとつの趣味はランニングで、東京マラソンにも出場する予定とのこと

仲間たちの協力を得ながらカスタム

スタートしてまだ3年目の若いイベントながら、行政や地元企業と積極的にコラボレーションし、高い認知度を得た「山形オープンカーフェス」が、2024年10月5日~6日に月山の麓である西川町の弓張平公園で開催されました。購入から13年が過ぎた初代L880K型ダイハツ「コペン」で参加した“kyu”さんと愛車にまつわるエピソードを紹介します。

オリジナリティたっぷりの小ワザに注目

じつは彼女にとって2台目のダイハツ「コペン」。1台目はパールホワイトで20万kmも走った家族のような存在だったが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波で流されてしまう。しかし、もともとクルマに興味がなかった“kyu”さんを虜にしたコペンが忘れられず、同じ年式の初代L880K型コペンに乗り換え、仲間たちの協力を得ながらカスタムを進めてきた。

ソリッドブラックだったボディカラーは経年劣化で色褪せが激しくなり、現行型スズキ「ジムニー」の純正色として人気なジャングルグリーンにオールペン。イメージしたのはアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する「ザク」で、フロントグリルもシルバーからブラックに変更し一体感を高めている。オリジナリティたっぷりの小ワザも見逃せない。

ボンネットに貼ったタイヤパターンのステッカーは、アーミーなボディ色との相乗効果でワイルドな印象。また実家が看板づくりを生業としているため、ステッカーのデザインや製作もしやすいそうだ。給油口に貼られた「ドロドロコペンクラブ」もそのひとつで、派手すぎることなく個性をアピールできたと気に入っている。同じくリアのエンブレムも“kyu”さんによる自作だという。

すでにネオクラシック! メンテナンスは欠かせない

コペン仲間にもらった純正フロアマットをカットしたうえ、シャンパンゴールドに塗装するなどしてハンドメイドでリメイク。手作りとは思えないクオリティはさすがと言うほかない。チューニングは見た目の雰囲気やサウンド、そしてパワーと燃費の両立を目指している。

ほどよくスポーティな排気音を奏でるDスポーツのマフラー、エンジンルームを美しく彩るアルミ製のインテークパイプ、パワーとトルクがアップするパルスポーツの「TPIS」など、バランスを崩さないよう配慮しながら手を加えたそうだ。カーライフの大部分をコペンと一緒に過ごした“kyu”さんだが、2012年まで生産された初代コペンは最終型でも車齢は12年となり、メンテナンスは欠かせないと話す。

自身もエンジンブローを経験しウォーターポンプやタービンも交換済み。とはいえ同じコペンを愛する仲間たちや、信頼できるメカニックと出会えたことで、今後も長く乗り続けることに不安はない。

「どれだけ壊れてもパーツが手に入るうちは修理すればいいんです」

これからも“kyu”さんのコペンに対する愛情はまったく揺らぎそうもない。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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