ホームコースに合わせて足まわりをセッティング
BMW専門誌『BMW LIFE』が主催する初のオーナーズミーティング「BMW LIFE owner’s meeting」が、2024年10月27日に富士スピードウェイで開催。ミーティング会場となったP7駐車場には、全国から100台近い新旧さまざまなBMWが集まりました。今回は、さまざまなスポーツカーを乗り継いだ末にE92型「M3」でサーキット走行を楽しんでいるオーナーに話を聞いてみました。
約10年のブランクを挟んでE92 M3でスポーツカーに回帰
日産R32型「スカイラインGT-R」やマツダ「ロードスター」など、さまざまな国産スポーツカーを乗り継いできた上杉さん(51歳)。スポーツカー中心でカーライフを歩んでいきたかったが、子育てのためにスポーツカーは一時お休みに……。そして約10年ぶりに手に入れたスポーツカーがこの2008年式BMW E92型「M3」だったそうだ。
「久々に走りのクルマを購入するにあたって、いろいろと考えたのですがV8のNAに乗れるなんて、今後ないだろうなと思ってE92のM3に狙いを定めました」
そう語る上杉さん。あちこち探して現在の個体を3年ほど前に購入したそうで、決め手となったのはインテリアだったそうだ。
「ブラックとタンレザーの組み合わせなのですが、これは当時オプションで珍しかったみたいです。シートはサーキット走行に備えて変更してしまいましたが、このインテリアカラーが気に入って、この個体を購入する決め手になりましたね。」
V8 NAのサウンドをサーキットで満喫
購入後はサーキットに対応するために、ホイールやタイヤ、ブレーキやサスペンションなどを変更してチューンアップ。そしてクルマ選びのポイントでもあったV8 NAサウンドをより楽しむためにアーキュレー製のマフラーを装着している。
「アライメントを含めたサスペンションのセッティングは、ホームコースであるスパ西浦に合わせてもらいました。ノーズの入りがよりシャープになって、ハンドリングが楽しめる仕様になりましたね。あとアーキュレーのチタンマフラーは音がすごく良くて、気持ちいいです。まさに快音といった感じです」
ツライチ具合にもこだわる
そして見た目にもこだわる上杉さん。一見するとノーマルからホイールを変更して車高を落としただけと思ってしまうかもしれないが、細かなこだわりがあるのだ。
「じつは社外製のフロントリップを装着しているのですが、車高を落としているためよく割ってしまうんです……これでリップは3本目ですね。でもスポーツカーは見た目も重要なので譲れません! あとやっぱり車高を落としたらツライチ具合も重要です。ツライチになっているかどうかも重要ですが、ノーマルフェンダーで10.5J、タイヤ幅285を履きこなしているのが自慢のポイントです」
そう語る上杉さんはホイールにエンケイ製のRS05RRをチョイス。ガンメタリックのカラーで、外装はモノトーンにまとめ上げている。渋さが光る1台だ。
これからもこのM3でサーキット走行を楽しんでいきたいという上杉さん。ただ、現在はもう1台、ルノー「ルーテシアR.S.」も所有していて、最近はそちらの方が個人的ブームとのこと。M3はやや温存方向にあるそうだ。
しかし、乗り換えや手放すことはあまり考えていないようで、さまざまなスポーツカーを乗り継いで、このM3にとても満足している様子であった。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
















































