ショーカーや著名人の愛車にも人気の老舗ディテーラー
近年その需要が高まっている「カーラッピング」は、車両のボディにカラーフィルムを貼り付けることで、気軽に愛車のイメージを変更することができるというもの。見た目の色を変更するという結果はオールペイントと同一ながら、ラッピングフィルムは剥がすことを前提に開発されているため、飽きたら剥がして元の色に戻すことができるうえ、オリジナルの塗装を守ることにもつながるというメリットも見逃せない要素です。
創業24年の歴史を誇るフィルムのスペシャリスト
今回ご紹介するHAC(Himonya Automobil Colors)の代表、逆井英昭さんはフィルムを扱うようになって20年以上の経験を持つ大ベテラン。もともとはディスプレイ用のフィルム施工を専門としていたが、18年ほど前に自動車のボディラッピングやプロテクションフィルムを手がけるようになり現在に至っている。
逆井さんがカーラッピングを始めた頃はまだまだカラーフィルムも発展途上で、今のように施工性の高いものはなく、貼るときも剥がすときもかなりのスキルが要求されていたそうで、そのときに培った技術が今に活かされているのだ。
その技術力は多くの人が知るところで、モーターショーなどに展示される車両や、著名人の愛車なども手がけ、輸入車ディーラーから新車時ラッピングの依頼も多く受けていることからも窺い知ることができるだろう。
細かなオーダーや複雑なデザインにも対応してくれる
とはいえ、カーラッピングの経験がないユーザーにとっては、どういう形で依頼をすればいいのか悩んでしまうことだろう。そんなときもHACに相談すれば、親身になって答えてくれるのだ。
例えば、ひと口にカーラッピングといっても使用するカラーフィルムは非常に多岐にわたっており、「赤」といっても微妙に色味の異なるものが複数存在している。そのため、「○○(メーカー名)の○○(車種)の赤」のように具体例を挙げれば、HACの方でそれに一番近いカラーフィルムをピックアップしてくれる。
また全体を単一のカラーでラッピングするだけでなく、例えばミラーだけ別のカラーにしたいとか、ボディにストライプを入れたいというような、細かなオーダーも受け付けてくれるし、ロゴを入れるなどの複雑なデザインでもイメージを伝えればCGで完成予想図を作成して共有することも可能とのこと。
さらにHACではラッピングフィルムに印刷をすることができる機材も保有しているため、カラーフィルムだけでは表現が難しい仕様もお手の物で、過去にはサビ風のエイジングをフルラッピングで再現した車両も作成しているのだ。
作業半年後の無料メンテは仕上がりへの自信あってこそ
このようにオールペイントでは表現が難しいものも形にすることができるボディラッピングだが、施工期間が短いのも特筆すべきポイントで、HACでは通常仕様のボディラッピングであれば、クルマのサイズにもよるが8営業日ほどで完成するというのも驚きだ。
そしてHACでは施工後6カ月の保証が付帯されており、半年後に無料のメンテナンスも実施してくれるというのも自信の表れといえるだろう。
気になるカラーフィルムの耐久性だが、保管状況によって大きく変わるものの、過去の実績からおおよそ2年から3年は持つとのこと。
洗車に関しても機械洗車や高圧洗浄機を使わなければ、一般的なカーシャンプーで洗車可能で、カラーフィルムの上からコーティングをすることも可能とのことなので、キチンとした環境で保管さえしておけばそこまで神経質にならなくてもよさそうだ。
フルラッピングにかかる費用はコンパクトクラスで50万円~となっているが、ルーフやボンネットといったパネルごとのラッピングや、ミラーやピラー、スポイラーなどのパーツごとのラッピングも受け付けているとのことなので、ちょっとしたワンポイントで愛車の雰囲気を変えてみるのもいいだろう。
愛車を守るためのプロテクションフィルムもお任せ
またHACではボディラッピングのほか、プロテクションフィルムの施工も請け負っている。どちらも車両にフィルムを貼り付けるという作業自体は同じだが、車両のイメージを一変させるボディラッピングに対し、プロテクションフィルムはボディやガラスなどを守ることが一番の目的で、車両のイメージを変えない=貼っていることが分からないようにするのが大きな違いと言えるだろう。
プロテクションフィルムは単に透明のフィルムというわけではなく、超高透過ウレタンフィルムに加え、衝撃緩和機能を持った粘着層の二重構造となっているのが特徴で、飛び石被害を受けることが多い、フロントバンパーやボンネット、ドアミラーなどに施工することが一般的だ。
また飛び石以外にも経年劣化で黄ばみなどが発生しやすいヘッドライトに施工することで耐久性を高めることができるだけでなく、艶ナシのフィルムやスモークフィルムを貼ることでカスタマイズを同時に楽しむこともできるのだ。
そして近年需要が高まっているのが、フロントガラスへのプロテクションフィルムの施工だ。新型車への衝突被害軽減ブレーキの搭載が義務化されたことで、フロントガラス周りにはレーダーやセンサー、カメラなどの重要な部品が集まるようになってきた。
これが良し悪しで、万が一飛び石キズがフロントガラスについてしまってガラス交換となると、高額なガラス代に加えてレーダーやセンサー、カメラのエイミング(調整)が必須となるため、トータルの出費がとんでもない額になってしまうことも珍しくない時代なのだ。
そのため、クローズドコースでハイスピード周回をするようなハイパフォーマンスモデルや、フロントガラスが直立気味のメルセデス・ベンツ「Gクラス」などは新車時に施工するユーザーも少なくない、転ばぬ先の杖となっている。
施工への情熱とセンスあふれるスタッフたち
今回はカーラッピングやプロテクションフィルムの施工のプロフェッショナルであるHACをご紹介したが、代表の逆井さんはもちろん、スタッフの方々も細かな作業が好きでこの仕事を選んだという精鋭ぞろい。
単にフィルムを貼るだけ、と思われがちだが、キレイに貼る技術はもちろんのこと、バンパーなどの複雑な形状のものに貼り込むにはフィルムを分割するのだが、いかに分割線を目立たせることなく施工できるかなど、長年の経験に加えてセンスも問われる作業なのだ。そのため、高い技術力を持つHACに依頼する価値は大いにあるといえるだろう。
HAC-COLORS
ショーカーや著名人の愛車にも人気の老舗ディテーラー
所在地:東京都品川区上大崎3-7-4 第一昭和ビル1F
営業時間:10:00~18:00
TEL:03-5726-8400
mail:staff@rinz.co.jp
URL:https://www.hac-colors.com