クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • マツダ「サバンナRX-7」のデイトナ仕様を2台も所有するにいたった経緯とは?「今後はマツダ好き、RX-7好きのみんなと楽しさを共感したいです」
CLASSIC
share:
マツダ「サバンナRX-7」のデイトナ仕様を2台も所有するにいたった経緯とは?「今後はマツダ好き、RX-7好きのみんなと楽しさを共感したいです」

マツダ「サバンナRX-7」のデイトナ仕様を2台も所有するにいたった経緯とは?「今後はマツダ好き、RX-7好きのみんなと楽しさを共感したいです」

投稿日:

TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 平田 勝(HIRATA Masaru)/奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:RX-7は卓越した操縦安定性を誇っている
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:インテリアもレーシーに仕上げられている
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:往時に7号車をドライブした寺田陽次郎さんのサイン
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:補助灯はシビエのライト
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:リアもデイトナ用オーバーフェンダーを装備
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:デイトナ用オーバーフェンダーは大型エアダムスカートと一体だ
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:ゼッケン7号車を再現したレプリカモデルでリアスポイラーも装備
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:リアに安全タンクを積んでいる
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:手元に来てから燃料系などをひと通りリセット
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:片山義美さんの遺志を受け継いだカタヤマレーシングのステッカー
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:往時のデイトナ24時間レースでの活躍を観て、IMSA GTU RX-7のことが好きになったという
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイでシェイクダウン 
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:メーターも手元に来てからリセット
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:室内のアンダーコートを全部剥離して再塗装している
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:13Bエンジンはブリッジポート仕様だったものをペリフェラルポート仕様に変更
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:内装材が取り去られている
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:メーターのみならずエンジン、トランスミッション、デフもリセットしている
  • 7号車オーナーの栗谷川 健さん(右)
  • 栗谷川さんのもう1台のデイトナ仕様は前期型のRX-7で、ボディカラーはマッハグリーン
  • エンジンの慣らしが終わり、本調子になってきたら、またマツダファンフェスタなどで走らせたいと話す
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:他にもデイトナ仕様になったRX-7を所有しつつ、2023年の3月に前オーナーから譲ってもらった
  • マツダ サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車:迫力ある排気音を響かせながら富士スピードウェイを疾走

エンジンはマツダファンフェスタ2024でシェイクダウン

マツダ「サバンナRX-7」は、「サバンナRX-3」の後継モデルとして1978年3月に登場しました。RX-3の主戦場は主に国内でしたが、RX-7は海外で活躍していきます。マツダオート東京はIMSA-GTU仕様のRX-7を3台持ち込み、1979年シーズンのシリーズ開幕戦であるデイトナ24時間レースで実戦デビューしました。今回は箱車の祭典2024に参加したゼッケン7番のマツダ「サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車」を紹介します。

GTUクラス2位となったIMSA GTU RX-7を再現

箱車の祭典の顔として毎回コースインしているヒストリックレーシングカーは複数あるが、1978年にデビューしたマツダ「サバンナRX-7」もその中の1台だ。RX-7は、RX-3の戦績や名声を受け継ぐピュアスポーツカーで、ヨーロッパ生まれのスポーツカーと比較しても遜色ない洗練されたプロポーションを特徴としている。

卓越した操縦安定性を誇り、ハイパワーで軽量な12Aロータリーエンジンをフロントミッドに搭載していたことなどがアドバンテージポイントとなり、1979年シーズンから、あらゆるモータースポーツシーンにおいて瞬く間に主役となった。

マツダのロータリーエンジン車を代表するRX-7は、1979年からIMSAシリーズへの参戦を開始したが、デビュー戦となったデイトナ24時間レースにおいて、いきなりGTUクラス優勝/総合5位という輝かしい戦績を残した。

箱車の祭典2024にエントリーした7号車は、片山義美/従野孝司/寺田陽次郎というマツダが誇るロータリー三銃士が駆った乗った「IMSA GTU RX-7」を見事に再現している。

デイトナ仕様も所有するが7号車を増車!

7号車オーナーの栗谷川 健さん(取材時56歳)は、現車を2023年の3月に前オーナーから譲ってもらったらしいが、すでにデイトナ仕様になったRX-7も所有していたそうで、そこに7号車を増車したとのことだった。

「もう1台のデイトナ仕様は前期型のRX-7で、ボディカラーはマッハグリーン。8年ぐらい前に購入したので、これに先に乗っていました。たまに袖ヶ浦フォレストレースウェイに行って楽しんでいます」

往時のデイトナ24時間レースでの活躍を観たことにより、IMSA GTU RX-7のことが好きになったらしいが、それに加えてレプリカの存在も大きかったのだという。そういったこともあり、よさげな実車を複数愛用しているのだ。

「この7号車は手元に来てから、エンジン、トランスミッション、デフ、メーター、燃料系などをひと通りリセットしました。室内のアンダーコートも全部剥離して再塗装。13Bペリエンジンは、先週開催されたマツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイでシェイクダウンでした。ということで、今日も慣らしですね」

13Bエンジンはブリッジポート仕様だったものをペリフェラルポート仕様に変更したらしいが、ペリのロータリーハウジングは貴重なので、いろいろ探し、苦労して手に入れることができたのだという。

「エンジンの慣らしが終わり、本調子になってきたら、またマツダファンフェスタなどで走らせたいですね。マツダ好き、RX-7好きのみんなと楽しさを共感したいです」

すべて表示
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS