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スーパーカードアを採用したクライスラー「300C SRT8」に圧巻のペイントワーク! ローライダーに「ヴォヤージュ」テイストをプラスしたアートな1台に大注目

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

アレンジラインペイントが織りなす圧巻の女性画

ゴールドリーフとシルバーリーフをボディ全体に引くアレンジラインペイントは、ボンネット、ドア、ルーフ、トランクへと続き、最終的にリアに描かれた女性画によって完結する。左右に兵士とライオンを従える女性画は、アフリカにかつて存在していた女王を描いた姿ということだ。

エアブラシによる表現だけに頼るのではなく、細かな装飾ペイント、リーフの処理など、あらゆるカスタムペイント手法によってリアルに立体的に表現された画はまさに芸術。これだけでもアート作品として注目すべきカスタムペイントといえるだろう。

シザーズドアとオーバーフェンダーで唯一無二のフォルムに

足元を飾るサヴィーニのホイールにも注目したい。装着したモデルはリバレルして22インチ11J/13.5Jのサイズに変更しているが、それ以上にディスクのエングレービングがカッコいい。これはヴォヤージュで加工したモデルではなく、ディスクは純正のまま売り出されている。最近とくに似たデザインホイールが多い中で、より個性を主張したいというオーナーにとっては、エングレービング処理によるカスタム度の高いサヴィーニのホイールはおすすめだ。

最後になるが、ボディの前後オーバーフェンダーとシザーズドアについては、チョロスタイルとして少し違ったアプローチになると代表が説明してくれた。これについては、クライスラー 300Cではあまり見かけないフォルムを作り出したいがための挑戦で、とくに4枚ドアのシザースドアは簡単に取り付けられることから、ヴォヤージュのカスタムノウハウの豊富さを証明する部分としてチャレンジしたとのことであった。

美しいグラフィックによって特別な存在感を放つ300C SRT8。その表現法は自己主張を兼ねるオールペンとして大成功。あらゆるペイント技術の集合体はアート感に満ちあふれていた。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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