運転支援機能、プロパイロットでストレス軽減
開通した翌日ということもあるが、この安城西尾ICから前芝ICまでの1車線区間はずっとダラダラとした渋滞が続いた。こういうときに役立つのがノート オーラ オーテックに装着されているプロパイロットだ。
渋滞走行中に停車しても、アクセルを軽く踏むと走り出してくれるので、面倒なペダル操作をする必要はない。この機能がなかったら精神的にイライラしそうだったので、楽というより、気持ちに余裕が持てるという効果を感じた。
渋滞を抜けて、名豊道路の終点豊橋東ICを目指す。途中1車線区間があるが、交通量がこれまでより少ないためスムーズに走行でき、総延長72.7kmにわたり信号がひとつもない名豊道路を完走。その走破時間は2時間33分23秒(休憩時間を除く)だった。
平日や夜間であれば、期待されているように1時間で名古屋から豊橋まで移動できそうだが、マイカーの増える日曜・祝日は想像どおり片側1車線区間がボトルネックとなるため、想定している移動時間はかなり厳しいと思う。
しかし名豊道路の全線開通により、豊明ICから豊橋東IC。さらに静岡県の塩見バイパス(5.2km)、浜名バイパスの篠原東交差点(17.2km)まで約95.1kmの信号のない道路がつながった。豊橋市内からならば、東名高速の豊川ICではなく、名豊道路~浜名バイパスから浜松ICから東名高速に乗るというルートも選べるようになるので、高速代を節約できるのはメリットといえる。
名豊道路の休憩スポットと充実した運転支援機能で快適なドライブを実現
名豊道路は高速道路や有料道路ではないので、サービスエリアやパーキングエリアはない。しかし浜松方面の上り線には、道の駅にしお岡ノ山、道の駅とよはし。下り線には筆柿の里・幸田が休憩場所として利用できる。さらに静岡県の塩見バイパスには道の駅汐見坂があり、疲れた足を癒やせる足湯もあるので、リフレッシュに立ち寄ってみたらどうだろうか。
ただ、パーキングエリアではないのでレストランなどの営業時間が短いので事前に確認しておきたい。また電気自動車用の急速充電器も汐見坂、とよはし、筆柿の里・幸田にはあるが、使用できるかどうかは確認しておいた方が良いだろう。
今回、ほかに東京~名古屋往復で全走行距離は916.8km。給油したガソリン量は42.43Lだった。気になる燃費は21.6km/L。ノート オーラGの燃費性能はWLTCモードで27.2km/Lなので、達成率は79.4%と合格点といえる。

e-POWERは高速走行が苦手といわれているが、プロパイロットを利用して走行すると燃費は20.0km/L以上という好結果だった。燃費の良さの評価は人それぞれだが、約920km走行してこのガソリン消費量であれば、十分満足できると思う。
名豊道路の全線開通のメリットは味わうことができなかったが、ノート オーラ オーテックの燃費性能と運転支援機能の素晴らしさは十分味わうことができた。











































