外観は中期型。でも、中身は電装系も含めて後期型へ
“uehiro”さんの愛車は2015年式のアテンザワゴンは、外観は間違いなく中期型である。しかし、内装や電装系はすべて後期型のマツダ6 ワゴン仕様に変更されている。驚くべきことにシートやドアパネルの変更にとどまらず、メーターは液晶化され、さらに欧州仕様の260km/hスケールに変更されている。シートにはベンチレーション機能も装備され、クルーズコントロールは後期型の180km/h設定になっている。また、マツダ コネクトやステアリングスイッチの操作系もすべて後期型に対応し、さらにこれらすべてをDIYで実現している。
「中期型の外観が好きだったので、そこは譲れませんでした。しかし、ほかはすべてマツダ6ワゴン仕様です。正直、新車を買うのと同じくらいの金額を投入しました(笑)。電装系に関するチューニング技術を学びたかったので、自分が考えていたことをすべて実現できて満足しています」
メーター交換も専用機器を使って車両に適合したデータを書き換える技術を“uehiro”さんは持っており、電装に関する知識を独学で学んだ。その教科書のひとつが、この愛車である。

ちなみに、サーキット走行のためにサスペンションはオートエグゼ製、ホイールはエンケイ、タイヤはブリヂストンのポテンザ71RSに変更されている。ブレーキは2ポットキャリパーを装備した「CX-8」用を流用し、ディスクも大径化。パッドはディクセルを愛用している。また、エンジンはCPUデータを書き換え、200ps仕様をベースに、吸排気系はノーマルのままでリミッターカットが施されている。
「“uehiroチューン”という名義で、電装系カスタムの請け負いもはじめました。このアテンザワゴンに投資して得た技術をこれからいろいろな方に還元していきたいです!」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)








































