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ロールス・ロイス初代「コーニッシュ クーペ」が1200万円!英国純血のベントレー「ターボR」は460万円

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • ベントレー ターボR:輸入されたベントレーのほとんどが左ハンドルだったが、現車は稀少な右ハンドル仕様
  • ベントレー ターボR:リアシートには大変珍しいオプションの冷蔵庫を装備
  • ベントレー ターボR:ロールス・ロイスを上まわる販売台数を記録したベントレー ターボR
  • ベントレー ターボR:ベントレー=スポーティというブランドイメージは、このターボRから再定義。基本デザインはロールス・ロイスと共有だった
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ:アイアンバンパー、ホーングリル付きの最終型だ
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ:当時存在した純正カラーで美しくリペイントされている
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ:レストア経験のあるキレイな個体で、レストア後の走行距離も少ない
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ:2ドアのスポーツサルーンなので軽やかな走りを楽しめる
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ:2ドアのスポーツサルーンなので軽やかな走りを楽しめる
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ:V型8気筒OHVエンジンの排気量は6745cc。当時は最高出力などは非公開だった。トランスミッションは3速AT
  • ベントレー ターボR:ベントレーの創業者が懐いていた走りへのスピリットを継承したモデルだ
  • ロールス・ロイス コーニッシュ クーペ

古き良き2台を展示

クラシックロールス・ロイス/ベントレー専門店のワクイミュージアム(埼玉県加須市)では、ユーザーのライフスタイルに合わせ、年代ごとにさまざまな特徴があるモデルを鋭意提案しています。さらに、クラシックロールス・ロイス/ベントレーのことを熟知したクラフトマン(メカニック)がしっかりサポート。購入後も安心という万全の体制を整えています。

ベントレー「ターボR」が460万円!

第16回ノスタルジック2デイズ2025で展示したのは、460万円で1996年式のベントレー「ターボR」と1972年式のロールス・ロイス「コーニッシュ クーペ(2ドア スポーツサルーン)」の2台。ベントレー ターボRには460万円というプライスダグがつけられていた。

「当車両は、1996年に新車(ディーラー車)で輸入されました。この時代の輸入車は左ハンドルがほとんどでしたが、こちらは本国(英国)仕様と同じ稀少な右ハンドル。リアシートには大変珍しいオプションの冷蔵庫(ワインセラー)を装備しております」

ショートホイールベースの最終型、車検2年渡し、エンジンがオーバーホール済みとも記されていたが、フロントに搭載されている伝統のL410(V型8気筒OHVエンジン)はパーツのほとんどがいまでも造られており、新品を入手することができる。そのため、他のネオクラシックカーと比べて維持しやすい点が特徴だ。

ベントレー創業者であるウォルター・オーウェン・ベントレー(1888-1971)が懐いていた走りへのスピリットを継承したターボR。高性能/高級サルーンを求めていたファンの心をつかみ、数十年ぶりにロールス・ロイスを上まわる販売台数を記録した。現在、我々が想起するベントレーのブランドイメージは、このモデルから植え付けられたといっても過言ではないだろう。

憧れのベントレーを初めて購入するファンはもちろん、最新のベントレーを所有しているユーザーのセカンドカーとしても最適な1台。英国純血時代のハンドクラフトな風情を慣らし運転が終わったばかりのターボRで味わってみてほしい。

もう1台の展示車だったロールス・ロイス コーニッシュ クーペは1200万円のプライスタグが掲げられていた。過去にレストア経験がある個体のようだ。当時存在した純正カラーでリペイントされている。ワクイミュージアムのスタッフによるとレストア後の走行距離が3400kmと少ないこともあり、走りが軽快なのだという。

アイアンバンパー、ホーングリル付きで、各部がフレッシュなコレクターズ・アイテムをこの機会に購入してみてはいかがだろうか。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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