これまでのカーイベントにはなかった美しい情景が展開される
かくして迎えたイベント当日、川越市長の森田初恵氏を筆頭とする歴々によるテープカットでスタートするやいなや、各エリアは大にぎわい。またデフォルトの展示にくわえて、エリアAでは自動車エンスー漫画の草分け「GTロマン」でおなじみの人気漫画家、西風氏によるトークイベント。エリアEでは、迫力たっぷりの和太鼓ライブ演奏などの催しも行われた。
くわえて、もとより大人気観光スポットである小江戸川越では、このイベント目当てのギャラリーにおびただしい一般観光客が入り混じって、地方の展示型イベントではめったに見ないほどの大盛況ぶりを見せつけられたのだ。
ちなみに今回の筆者は、英国車ブリストルのディーラーである「ブリストル研究所」の主任研究員という立場で、1961年式「ブリストル406」とともにひとりのエントラントとして参加。初開催のイベントを、個人的にも存分に楽しむことができた。
ギャラリー側からすれば、これほど魅力的なステージで好きなクラシックカーを間近で見られる機会はめったになく、いずれの会場も入場は無料。しかも「映える」写真を撮るネタにも事欠かない。
いっぽうエントラントからしても、この美しい景観のなかに置かれた愛車をカーマニアのみならず、人気観光地「小江戸川越」を訪れた観光客の方々にも披露してみたい。そんな双方の想いをかなえることのできるこの「まちかどモーターギャラリー」は、小江戸川越の美しいロケーションを存分に生かした、展示型のものとしては稀有にして、じつに好ましいイベントと思われたのである。
今回は好天にも恵まれ、聞けば本丸御殿や市立博物館エリアの人出は過去最高を記録するという大成功のうちに終了となったが、まだまだ始まったばかりのイベントで、現時点においては2回目以降の開催については未定とのこと。
ただ、主催者側の意欲は充分のようなので、今後の発展にも期待したいところである。














































































