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1/64スケールのミニカー市場がおもしろい!着せ替え可能から高級モデルまで各社の独自性が光る

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TEXT: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)  PHOTO: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)

メイクアップはまもなく50周年!

同社の創業は1978年、つまり間もなく50周年を迎えるが、クルマだけでなくそのディスプレイ台も革の風合いを出したものが採用されている。硬質プラスチックの上に置かれたモデルとは明確に一線を画している。もちろん価格は高い。

かつて、メイクアップではより安い商品をラインナップしたこともあるそうだが、一向に売れなかった。そもそもメイクアップというブランドが、高級品と言う認知を受けているためなのだろうが、その分メイクアップの商品なら大丈夫と言う安心感をユーザーに与えているのだと思う。Titan64と名付けられた1/64スケールの商品には、まさにそうした究極の拘りが詰まっている。

1/64スケールながらルーフの着せ替えもできる!

冒頭、1/64の市場が拡大して、モノによってはドアやボンネットが開閉できるものがあると話をしたが、フリースタイルが扱っているMotorherixブランドがその典型。撮影させていただいたのはホンダ「S2000」だが、ルーフやボンネットも脱着可能。そのルーフはハードトップとソフトトップが用意されていて着せ替えができる。

エンジンルームも細かく再現されていて、これで5000円なら気に留めていなかった車種でも思わず手を出してしまいそうである。ただ、これは限定50台という希少なものだった。

1/64が市場に多様性をもたらしていることはよくわかった。そしてここでも、金型を必要とするダイキャストモデルはその強みを生かして開閉式のモデルを製作。一方のレジンモデルでは小ロットゆえの高級感を出してくるなど、各ショップやメーカーがその独自性を活かした企画を押し出してきていることがよく分かった。

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  • 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)
  • 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)
  • 幼いころからクルマに興味を持ち、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾る。 大学在学中からレースに携わり、ノバエンジニアリングの見習いメカニックとして働き、現在はレジェンドドライバーとなった桑島正美選手を担当。同時にスーパーカーブーム前夜の並行輸入業者でフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーに触れる。新車のディーノ246GTやフェラーリ365GTC4、あるいはマセラティ・ギブリなどの試乗体験は大きな財産。その後渡独。ジャーナリスト活動はドイツ在留時代の1977年に、フランクフルトモーターショーの取材をしたのが始まり。1978年帰国。当初よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動し、すでに45年の活動歴を持つ。著書に三栄書房、カースタイリング編集室刊「世界の自動車博物館」シリーズがある。 現在AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)及び自動車技術会のメンバーとして、雑誌、ネットメディアなどで執筆する傍ら、東京モーターショーガイドツアーなどで、一般向けの講習活動に従事する。このほか、テレビ東京の番組「開運なんでも鑑定団」で自動車関連出品の鑑定士としても活躍中である。また、ジャーナリスト活動の経験を活かし、安全運転マナーの向上を促進するため、株式会社ショーファーデプトを設立。主として事業者や特にマナーを重視する運転者に対する講習も行っている。
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