ランボルギーニの名車たちが登場
2025年5月23〜25日、イタリアのコモ湖畔で開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」と「フオリコンコルソ2025」にランボルギーニ・ポロストリコが参加しました。美しいクルマが集結するヴィンテージカーショーに登場した名車とは?
ポロストリコ認定を受けたカウンタックLP400Sを展示
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステでは、ランボルギーニ・ポロストリコにより認証された鮮やかなレッドが美しい1972年式の「ミウラSV」が出展され、ブランドの伝統を代表する1台として注目を集めた。
世界初のスーパーカーとして1966年よりランボルギーニの象徴であり続けるこのモデルは、もっともパワフルな仕様である。なお、この個体は2025年に開催されたサン・モリッツの氷上イベント「The I.C.E.」にも出展し、ヨーロッパの一流自動車イベントにおける存在感を継続的に示している。
コンクールと並行してコモ湖畔で開催されたフオリコンコルソは、ヴィラ・グルメッロおよびヴィラ・スコータの庭園にて実施された。ランボルギーニが展示したのは、現在認証手続き中の「ディアブロSVR」、ランボルギーニミュージアムのコレクションに属するF1マシン、そしてF1のセーフティカー(ペースカー)として使用された「カウンタックLP400S」の3台だ。今回、カウンタックLP400Sはランボルギーニ・ポロストリコより認定プロセスを受け、検証内容を記録・保証する正式な認証書類がオーナーに渡された。
AMWノミカタ
ランボルギーニのポロストリコの取り組みが2025年で10周年を迎え、盛んに活動をしている。コモ湖で行われるこのふたつのイベントは「歴史」と「速さ」をテーマにしており、まさにランボルギーニのヴィンテージカーを称えるにふさわしいイベントである。
F1第8戦モナコGPが終了したが、1981年のモナコGPでセーフティカーとして使用されたカウンタックLP400Sも展示されたという。ランボルギーニがF1にチームとして参加したことはないが、1989年から1993年にかけて、ロータスやミナルディなどの複数チームにV12エンジンを供給していたという歴史がある。それらのクルマもポロ・ストリコの他のモデルと同様にランボルギーニの大事な未来への遺産となってゆくのであろう。