3L化したL28エンジン!走るための機能美が詰まった1台
エンジンはL28をベースに3L化し、ハイカムやビッグバルブを導入したメカチューン仕様にしている。
「推定出力は約250〜260psくらいですが、うまくいけば280psぐらいは出てるかもしれないですね」
とのことだが、狙いはパワーよりも耐久性だと話していた。
「R32型スカイラインGT-RやR33型スカイラインGT-Rがサーキットで主役だった当時、そうしたクルマに勝とうとは思ってませんが、“追いかけられる存在”になれるようなZを目指してます。壊れず、しっかり走れるように仕上げていきました」
クロスミッションや機械式LSDなどの駆動系も抜かりなし。オーバーフェンダーも
「太いタイヤを履くために必要だった」
と話すモトザキさんのS30Zは、すべてが“走るための機能”として装着されたものだ。
外装は「落ち着き」を求めて、こだわりのブラウンに
かつてはブルー系だったボディカラーは、現在はメタリックの入ったトヨタ純正ブラウンへと変更されている。なぜ純正ではなくトヨタ純正ブラウンなのだろうか? そしてブルーだったカラーをブラウンに……? その理由について聞いてみた。
「そろそろ落ち着こうと思って……」
との理由だそうで、S30純正のブラウンに近い色合いながらも、少しひねりを加えたカラーとなっている。
「このクルマは1度も手放そうと思ったことがありません。状況が許す限り、ずっとこのS30に乗り続けたいと思ってます」
愛車との30年は通過点。モトザキさんとS30Zの物語は、これからも“現役”で続いていく。








































