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先代からの進化系4代目「ミニ クーパー」は、さらに大人のグランドツアラーへ

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 米澤 徹(YONEZAWA Toru)

  • ミニクーパー:インテリアのデザインは、クラシックミニのようにスッキリとしたデザイン
  • ミニクーパー:3本目のスポークにはスタイリッシュなファブリックのストラップを採用
  • ミニクーパー:テキスタイルを採用したダッシュパネル
  • ミニクーパー:パーキングブレーキ、シフト、ミニエクスペリエンスモードなどすべてトグルスイッチで操作が可能だ
  • ミニクーパー:センターコンソールの下には、ワイヤレス充電できるスマートフォンフォルダーが設定される
  • ミニクーパー:ドリンクホルダーもどこかかわいらしいデザインに
  • ミニクーパー:八角形のフロントグリルが特徴的だ
  • ミニクーパー:ひと目でミニとわかるエンブレム
  • ミニクーパー:ルーフはホワイトのツートンカラー
  • ミニクーパー:リアガーニッシュには「COOPER」の文字が入る
  • ミニクーパー:三角形のデザインが斬新なリアコンビネーションランプ
  • ミニクーパー:給油口は右後方に備わる
  • ミニクーパー:ミラーもボディカラー同色ではなく、ルーフと同じホワイトに
  • ミニクーパー:内装やシートのデザインが変更できるトリムは「Essential」「Classic」「Favoured」「JCW」の4つが設定されている
  • ミニクーパー:内装やシートのデザインが変更できるトリムは「Essential」「Classic」「Favoured」「JCW」の4つが設定され
  • ミニクーパー:トランク容量は250L
  • ミニクーパー:トランクのフロア下にも収納スペースがある
  • ミニクーパー:純正スカッフプレート
  • ミニクーパー:ステアリングの3本目のスポークは、スタイリッシュなファブリックのストラップを採用
  • ミニクーパー:ステアリングの右パネルに付いているのは、エンターテイメントや通信機能を操作できる
  • ミニクーパー:ステアリングの左にあるコントロールパネルでは、ドライバー・アシスト・システムを操作できる
  • ミニクーパー:ウェルカムランプにはMINIのロゴが出る
  • ミニクーパー:シートにもロゴが入る
  • ミニクーパー:一般道のワインディングでも気持ちよく走ることができる
  • ミニクーパー:テキスタイルを採用したダッシュパネル
  • ミニクーパー:SOS機能も備わる
  • ミニクーパー:“EXPERIENCES”というレバーを上下すると、画面が変わる
  • ミニクーパー:GO KARTモード時の画面
  • ミニクーパー:クラシックミニをイメージしたタイムレス・モード
  • ミニクーパー:音楽等のメディア再生を楽しめるモードがビビッドモード
  • ミニクーパー:MINIエクスペリエンスモード
  • ミニクーパー:操作性の良いペダル
  • ミニクーパー:伝統フロントシートは運転席メモリー機能付き
  • ミニクーパー:タイプCソケットは2口用意される
  • ミニクーパー:中央制御収納ボックはオシャレなデザイン
  • ミニクーパー:中央制御収納ボックにはサングラスなどが収納できる
  • ミニクーパー:駐車支援機能も充実している
  • ミニクーパー:Apple CarPlayだけでなく、Android Autoにも対応。操作がしやすい
  • ミニクーパー:LEDライトに加え、コーナリングライトも備わる
  • ミニクーパー:試乗車は17インチ Uスポーク ヴァイブランド・シルバー
  • ミニクーパー:三角形のデザインが斬新なテールランプを備えたリアスタイル
  • ミニクーパー:クーパーCが直列3気筒1498cc+ターボし7速DCTが備わる
  • ミニクーパー:先代F56よりも大幅にシンプルなミニマル調だ
  • ミニクーパー:「ゴーカートフィーリング」をことさらに打ち出すのではなく、「大人のミニ クーパー」になった
  • ミニクーパー:八角形のフロントグリルが特徴的だ

元2代目オーナーが4代目ミニ クーパーに乗ってみる

2024年2月に世界初公開され、直後に日本市場でも発売となった4代目「ミニ クーパー」。ガソリンエンジン搭載モデル「クーパーC 3ドアハッチバック」は、わが国でも歴代モデルすべてが高い人気を博してきたミニ クーパー保守本流ともいうべき最新世代ハッチバックモデルです。そんなミニ クーパーC 3ドアは、2024年の第2四半期から国内でも正式なデリバリーも始まっています。つまりデビューからしばしの時間を経たものの、AMWでも今いちどテストドライブを行うことにしました。

内燃機関とBEVの2本立てになった新生クーパー3ドア

2001年デビューの「R50」系を皮切りに、2006年デビューの2代目「R56」系。すべてのミニの起源「BMCミニ」の生みの親であるアレック・イシゴニス卿の生誕107周年にあたる2013年11月18日に世界初公開された3代目「F56」系と、これまでの約四半世紀にわたってBMWの庇護のもと順当に進化を繰り返してきた。

そして第4世代は、2023年にBEVの「ミニ クーパーE」「ミニ クーパーSE」(J01系)が世界初公開されたのち、2024年に追加というかたちで代替わりしたのが、ガソリンエンジン搭載の「ミニ クーパーC」と「ミニ クーパーS」(F66系)である。

BMW傘下でつくられるMINIのオリジンたる3ドアハッチバックモデルにおいて大きなトピックとなったのは、すべてのモデルが「ミニ クーパー」を名乗るようになったこと。今回の主役であるクーパーCは、先代までのエントリーモデル「ONE」を吸収するかたちで新たなベーシックグレードとなったが、その内容は先代の「クーパー」をも凌駕するものとなった。

新型ミニ クーパーでは、「J01」と「F66」というまったく異なる開発コードネームが用意されていること、A/Cピラーの傾斜角からも一目瞭然なとおり、ICE搭載のクーパーC/Sは、BEVのクーパーE/SEとは別物のモノコックを使用する。ボディサイズは全ICEモデルが長3875mm×全幅1745mm×全高1455mm と、BEVモデルよりも15mm長くて10mm狭い。

パワーユニットは、クーパーCが直列3気筒1498cc+ターボ、クーパーSが直列4気筒1998cc+ターボを搭載し、いずれも7速DCTが組み合わされる。

「MINIインタラクションユニット」はスマートフォン感覚の操作を可能に

この変速機を操作するギアセレクターのほか、パーキングブレーキ、スタート&ストップキー、「エクスペリエンス モード」の切り替え、音量調整などはすべてトグルバー式のスイッチで行う。また、直径240mmの円形有機ELディスプレイで展開される「MINIインタラクションユニット」はスマートフォン感覚の操作を可能とし、速度や燃費などの車両情報は画面上部に表示。メインメニューでは各機能が横並びに配置され、スワイプやタッチで選択できることになっている。

いっぽう、ダッシュボード上には最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンと「アンビエントイルミネーション」、そして新たに作成されたという「MINIドライビング・サウンド」によりインテリア全体の雰囲気が変化する。センターコンソールの下には、ワイヤレス充電できるスマートフォンフォルダーが設定されるなど、実用性にも気が配られているようだ。

試乗したミニ・クーパーCの車両本体価格は396万円。なお今回の車両は、シートやオーディオなどをアップグレードする「エム・パッケージ」。およびスポーツステアリングや「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)スポーツシート」などを含む「フェイバード・トリム」などのオプションパッケージを組み込み、総額は461万円に到達する。

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