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走行距離18万キロ超えても、還暦を迎えてもルノー「カングー」に乗り続けようとする理由

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TEXT: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • イベント当日の還暦パーティで仲間からツボを押さえたプレゼント。ケーキには“gonさん”の愛車のカングーが描かれていて、イベントに華を添えた
  • 歴代カングーと富士山がぶら下がっているガーランド。こちらも「Tama kangoo」のメンバーが作ってくれたスペシャル品。イベントなどでは、表札がわりの装飾である
  • デイキャンプのためのセット。こちらのタープも“gonさん”お手製のものでトリコロールカラーに仕上がっていてイベントなどでは大活躍だそうだ
  • ルノー カングー:タープ固定は悩みどころだが、ホームセンターで購入したアイボルトに延長ボルトを噛ませ、キャリアの固定ネジ穴を上手に使用している
  • ルノー カングー:リアガラスに貼られたステッカーは、現役でカングーを使用している仲間やクリエーターが作ったもの。カングーらしさが詰まった作品が多い
  • ルノー カングー:歴代参加したカングージャンボリーの参加ステッカーと、すでに引退した人たちのステッカー。もったいなくて捨てられないそうだ。ネットやお店で買えるものは、なるべく避けているそう
  • ルノー カングー:純正の鉄ホイールにカングーのカスタムでは定番のセンターキャップを装着している。ワンポイントにリムを装着することによって随分とイメージが変わっている
  • ルノー カングー:キーケースカバーは、niji leather worksのレザーオーダー品で革の色とステッチを指定して制作されたワンオフものという
  • ルノー カングー:オリジナルのカングーポストカード。このようなグッズを集めるのも、カングーに乗る楽しみだという
  • ルノー カングー:フレンチタイプのキッキングプレートステッカーは、友人が制作したもの。カングーのアクセントのひとつとなっている
  • ルノー カングー:定番のカスタマイズのひとつ。ドアトリムの布が簡単に交換できるのも2代目カングーの魅力。お気に入りのクロスを綺麗にワンポイントとして張り替えている
  • ルノー カングー:車内には温度計、湿度計を備えている。さらにドアハンドルには、DIYで制作したトリコロールカラーが可愛くワンポイントになっている
  • ルノー カングー:シルバーで味気ない純正ステアリングのスポーク部。それは商用車ベースゆえのもので、日本のオーナーにしてみるとカングーは、それだと楽しめないのでトリコロールにDIYで加飾されている
  • ルノー カングー:パーキングブレーキレバーは、不思議な形をしているのも2代目カングーの特徴。ここも味気ないプラスチック製なので、トリコロール柄でワンポイントアクセントに
  • ルノー カングー:エアコン操作部のまわりは、ノーマルではシンプルな艶消しで塗られているのが、調色してもらった塗料でボディ同色に塗装している
  • ルノー カングー:小物入れ&肘置きの場所もノーマルのトリムは、布製ゆえ非常に汚れやすい。シフトブーツはなぜか切れてしまうことが多い。そこで掃除がしやすく、丈夫な革製に交換されている
  • ルノー カングー:シートも汚れが目立つノーマルのシート生地。「ゴードンミラー」製の無骨でシンプルなデザインのカバーが装着されている。価格もリーズナブルなので、汚れたら気軽に交換できる
  • ルノー カングー:ヘッドアップディスプレイは速度計がフロントガラスに表示されるのだが、ワインディングを気持よく走っている時など視線移動が少なく重宝するそうだ
  • ルノー カングー:18万kmを刻んだオドメーター
  • ルノー カングー:本当に18万kmも走ってるの? というくらい良好な塗装とプラスチックの素地が黒くなっているのも普段の手入れの賜物である
  • 「Tama kangoo」のメンバーでデイキャンプイベントを開催。“gonさん”の還暦祝いをサプライズ敢行した。このサークルの皆さんの優しさが伝わってくる
  • ルノー カングー:“gonさん”はこのイベントの数日前に還暦を迎えたので、仲間がTシャツと真っ赤なカツラをプレゼント。「家族にもこんなにお祝いされてないのに」と感動のご様子だった

乗り味に惚れ込み、カングーがきっかけでできた絆

「Tama Kangoo」の中心メンバーである“gonさん”が愛用するルノー「カングー」は、走行距離が18万km超え。それでも抜群のコンディションを保つ背景には、丁寧な手入れと仲間たちとの深い絆がありました。還暦を迎えた“gonさん”が語る、フランス車との付き合い方、そしてカングーと歩んだカーライフとは。

還暦を迎えても、黄色のカングーと走り続ける

“gonさん”の愛車は「ジョン アグリュウム」というカングーのイメージカラーである黄色に彩られた、2015年モデルの1.2Lターボエンジンに6速マニュアルトランスミッション車である。今回訪れたコミュニティ「Tama Kangoo」では、そのまとめ役を務めている。イベントが開催された数日前にgonさんは60歳の誕生日を迎えたばかりだったが、仲間たちから盛大な還暦祝いが開かれた。

「家族よりも丁寧にお祝いしてもらった」

と語るほど、彼は仲間に愛され、また仲間を大切にしている。

走行距離18万km超、それでも好調な理由

“gonさん”は、新東名高速道路の静岡県御殿場付近で建設関連の仕事に従事し、週末には東京都・多摩地区ある自宅への往復にカングーを使用している。また、クルマのイベントやコミュニティの集まりにもこの1台を愛用している。

オドメーターはすでに18万kmを超えているが、フランス車ならではの故障の不安をよそに、クラッチはいまだ未交換。1.2Lエンジン搭載モデルではよく5万~6万kmで使用不能になる吸気マニホールド(通称:インマニ)も、自ら対策したことが功を奏し、12万kmまで持たせることができた。とくに不具合に悩まされることなく、日常的に快適に乗ることができていた。

最近では、ベルトテンショナーからの異音がきっかけで点検したところ、原因はウォーターポンプの寿命によるものと判明。ポンプのほかに、念のためベルト、プーリー、テンショナー、オイルシールなど一式を交換した。

日頃のメンテナンスでとくに気を配っているのは、オイル交換の頻度と洗車である。こまめな洗車により、ボディの傷やオイル漏れの早期発見にもつながり、プラスチック部分は黒の艶を保ち、ヘッドライトも交換せずにクリアな状態を維持している。愛車との対話を大切にしている証左であろう。

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