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グラチャン再び!「MINI5 GC Returns 2025」半世紀の時を超え伝説マシンが富士を疾走する

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 鮒子田寛(Hiroshi FUSHIDA)/奥村純一(OKUMURA Junchi)

  • かつてレースファンを熱狂させた最高峰のスポーツカーレース「富士グランチャンピオンレース」が”GC Returns”として復活!ぜひ2025年8月9日富士スピードウェイで体験していただきたい
  • GCリターンズ実行委員長鮒子田寛氏は、現役当時1972年のGCシリーズチャンピオンに輝いている
  • 1974年シリーズのミノルタ・マーチ73Sは今回のGCリターンズでもデモランを見せてくれる長谷見昌弘氏が搭乗したマシン
  • 1980年代、日本のさまざまなカテゴリーで活躍したスエーデン出身のエイエ・エルグ選手がステアリングを握ったローラT88/40 R&D 88Q。今回、ジェネレーション3に区分される
  • 1980年の富士300キロスピードレースで優勝したウルフMCS-Mのハンドルは、45年ぶりに関谷正徳氏が握る
  • かつてレースファンを熱狂させた最高峰のスポーツカーレース「富士グランチャンピオンレース」が”GC Returns”として復活、こちらは1978年から1986年の単座席2リッター時代のジェネレーション2のマシン
  • 1972年のGCシリーズチャンピオンであり、GCリターンズの実行委員長である鮒子田寛氏
  • かつてレースファンを熱狂させた最高峰のスポーツカーレース「富士グランチャンピオンレース」が”GC Returns”として復活、2025年8月9日ぜひ富士スピードウェイにて体験していただきたい

往年のグラチャンマシンが富士を走行

伝説のスポーツカーレース「グランチャンピオン(GC)」が、2025年8月9日に静岡県・富士スピードウェイで復活します。初開催となる「MINI5 GC Returns 2025」では、動態保存されていた当時のマシン14台と、レジェンドドライバーたちによるデモランが披露される予定です。日本レース史における今なお色褪せない熱狂のレースを体感できる注目イベントです。

約半世紀前のマシンが動態保存されていた

国内最大の自動車レースだった「日本グランプリ」は、オイルショックなどの影響によるメーカーの不参加を理由に1970年で中止となった。その翌年の1971年から、「日本グランプリ」に代わるスポーツカーレースとして企画されたのが「富士グランチャンピオンレース(通称:GC)」である。

シェブロンやマーチ、ローラ、GRDといった海外コンストラクターのみならず、マナ、ベルコ、シグマ、ノバといった国内のコンストラクターも参戦。それまでのメーカー系ワークスドライバーたちも参加し、F2と並び日本最高峰のスポーツカーレースとして、富士スピードウェイを大いに賑わせた。

そうした人気レースも1989年に終焉を迎え、新たなカテゴリーのレースが始まると、GCマシンたちは富士スピードウェイ周辺の“レース村”のファクトリー裏などで、かつての栄光を忘れられたかのように放置されることも少なくなかった。しかし現在では、愛好家の手に渡り、動態保存されているマシンも数多く存在している。

2025年8月9日(土)真夏の富士スピードウェイにて「Fuji-1 GP(富士スピードウェイ耐久レース)」との併催イベントとして、その現存するマシンたちが疾走する「MINI5 GC Returns 2025」が開催される。すでに各メディアでも発表されており、開催を心待ちにするレースファンも少なくないだろう。

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