ドイツのキャンピングカービルダーが手がけたルノー製モデル群
ルノーとドイツのモーターホームブランド・アホーンキャンプは、最新のルノー第4世代「マスター」をベースにした次世代キャンピングカー「オール・ニュー・アホーン・モーターホームレンジ」を発表しました。気になるラインナップはモーターホーム9車種とキャンピングバン2車種、計11車種に及びます。優れたコストパフォーマンスも特徴で、あらゆるライフスタイルに対応するキャンピングカーとして、ドイツ・デュッセルドルフのキャラバンサロンにも出展されるようです。
省燃費性と高効率エンジンに10年以上連携するクラフトマンシップが融合
オール・ニュー・アホーン・モーターホームレンジは、全11モデル展開で、家族連れから初心者、熟練のキャンパーまで、あらゆるニーズに応える設計となっている。室内とシャシーには最新技術を採用し、快適性と運転性の両面で高い完成度を実現。キャンピングカーライフの快適さと自由を提供する。
新型マスターに採用された革新技術により、新たな特徴を披露。空力性能を高めた「エアロバンデザイン」とマルチエネルギープラットフォームにより、クラストップの燃費性能と低排出ガスを達成。搭載されるBlue dCiディーゼルエンジンは130ps〜170psで、力強くも効率的な走行を可能とする。さらに、新たに9速ATがオプション設定され、滑らかかつ俊敏なドライビングフィールを実現。
もちろん安全性・安定性にも配慮がされ、堅牢なシャシー構造に加え、先進運転支援システム(ADAS)と新設計のインテリジェントブレーキシステムを搭載。運転席周辺には、新しいエルゴノミクスデザインのシート、高性能マルチメディアシステム、スマートコネクティビティ、そしてバックカメラが標準装備となり、ドライバーの利便性と安全性を高めている。価格はキャンピングバンが5万2800ユーロ(約900万円)から、モーターホームが5万8900ユーロ(約1000万円)からとなっている。
アホーンキャンプは、2014年以降一貫してルノーのマスターをベースにモーターホームを製造しており、その信頼性と相性は業界でも評価が高い。今回の新型モデルで3世代にわたるマスターとの連携を果たし、一貫性と経験値を強みにしている。アホーンキャンプは、デザイン性、実用性、サービス体制のすべてにおいて「価値に見合う革新」を実現するブランドなのだ。

【AMWノミカタ】
昨年度、ドイツでは7万4718台ものモーターホームが販売されたが、欧州全体を見ると16万467台とその市場規模の大きさに驚く。
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、「自分の空間で旅をする」というニーズが急増したことは日本でも同じだが、「旅をしながら働く」デジタルノマドやリモートワークの普及、そして「週末だけ旅に出る」「数週間かけてヨーロッパを巡る」といった中長期型レジャーが定着していることもその要因だという。
ベースとなるルノー「マスター」は全長が5681〜6311mm、全幅が2080mmと日本の道路環境には少し大型で、日本への導入については発表されていないが、魅力的なモーターホームであることは間違いない。
































