レースの舞台裏で繰り広げられるメディア陣の爆笑珍グルメ合戦
ドイツはミュンヘン在住のモータージャーナリスト・池ノ内みどりさんが、今年で開催101年目を迎えたスパ24時間レース(ベルギー)を訪れました。ル・マン、ニュルブルクリンクと並んで、ヨーロッパ三大24時間レースとして世界中のファンが愉しみにしています。今大会では76台ものエントリーがあり、強豪チームや世界的なトップドライバー達が勢揃い。その舞台裏ではメディア陣の爆笑級のグルメバトルが見逃せないそうです!
2025年のスパ24時間レースはスターティンググリッドに76台!
いよいよ迎えたスパ・フランコルシャン24時間レース決勝日は、好天に恵まれてとても暑い1日のスタートとなりました。決勝スタートは16時なのですが、その前の取材が幾つか入っていたこともあり、午前11時頃にはサーキット入り。もう1時間遅く到着するとサーキット近郊は大渋滞ですが、案の定、取材を予定していた方が渋滞にハマりドタバタ劇となりましたが、慌ただしくこなしてスタートグリッドへ。
参戦台数が多いだけに、流石にスタートグリッドは非常に長く、この暑さのなかを最後尾の方に並んでいるマシンまで観に行く時間がありません。中盤から上位を1往復してスタートのシーンを撮ろうと、オールージュのスタンド下のフォトゾーンまで山登り級の急高配を昇ります。絶好の撮影場所は先着順なので、早目に行かないと良い場所を確保するのが難しいのですが、そこはお互い少しずつ譲り合って撮ったりします。
メディアセンターのウォーターサーバーから水筒に冷水を入れて持って来たのですが、すぐにカラになってしまう程の暑さでした。隣に立っていた若いビデオカメラマンは、あまりの暑さにピットレーンで着用するレーシングスーツを足下まで脱いでいました(笑)。

神経が太ければ何でも作れる!?メディアセンターで繰り広げられるグルメバトル
スタートから暫くはオールージュ近辺で撮影をしたりレース観戦をして、一旦メディアセンターへ戻って遅いランチタイムというか、早いディナーのお弁当です。私はホテルでお弁当を作って来ていますが、メディア関係者のなかにはサーキットまでの途中にパン屋さんでバゲットサンドを買って来る人や、サーキットのフードトラックや売店で食べている人、はたまたもうメディアセンターでちょっとした調理をする人など、色々なタイプがいて意外と面白いんです。一番驚いたのは大きなクーラーボックスにさまざまな食糧を入れて、なおかつホットサンドメーカーやコーヒーメーカーなどを持ち込んでいる人までいました。
私はせいぜいホテルの部屋で炊飯器を使用する程度ですが、もはやメディアセンターでご飯を炊いても何も言われないかも知れませんね(笑)。湯沸かしケトルを持って来たことはありますが、さすがに炊飯器を持って来る勇気はありません。
ベルギーはヨーロッパのなかでも美食の国のひとつで、チョコレートが有名ですが、洋菓子もとても美味しいんです。私がベルギーで楽しみにしているひとつがエクレア! スーパーで買って、メディアセンターでデザートとして楽しくいただきます。地元ベルギーのメディア関係者からは、毎日エクレアを食べて太るぞ、と笑われています。フライドポテトにエクレア。高カロリーのオヤツは飲み物ですよね。






































