パワステがまごおりに参加した人たちの思いと感動とは
1961年式 BMW イセッタ300
伊藤博之さん/永田文夫さん
イベント情報を知って蒲郡なら近いと、クルマ仲間を誘って参加した伊藤&永田ペア。合わせて140歳に近いふたりである。このイセッタは10年ほど前に知人から購入した。気合いを入れて走らなければならないメッサーシュミットよりも、のんびりと走れるため、こうしたイベントに参加しているという。今回も来場者にコクピット乗車体験を進んで行ったりと、さまざまな交流を楽しんでいた。
トヨタ シエンタ
菅原 修さん/多恵さん
ラリー観戦が趣味で全国のラリーを追いかけている菅原夫婦。Rally三河湾の観戦の際に、この「パワステがまごおり」のことを知ったという。ラリー観戦には来ても、基本的にその土地については知らないことばかりなので1度走ってみようと参加。
「コマ図ラリーはやったこともないし初めて」
とのことだったが堪能していたようだ。
ダイハツ キャンバス
縄 伸一さん/恵美さん
TOYOTA Gazoo Racingに京都トヨタのレンタルラリーカーで参加したり、自身のGRヤリスでアベレージラリーに参加したりと本格的なラリーも楽しんでいる縄さん。
「もっと簡単に普通のクルマで出られる」
ということで、この「パワステがまごおり」に参加した。
「この三河地方を観光しながら楽しみながら走ってきます!」
と語りつつも、助手席にはGRヤリスから取り外してきたナビコンを搭載しており、やる気満々の様子であった。
スバル WRX
久岡政典さん/中西憲昭さん
ラリー好きで全日本ラリー観戦に行っている久岡さん。
「自分の腕(技術)がないから競技には出ませんが、このイベントなら」
ということで、ナビをしてくれるコ・ドライバーも見つかり、21万km走行のWRXで参戦した。地元からの参加で、普段から走り回っている場所だったが次のようにコメント。
「各地域の方々が楽しくしようとしてくれていて、すごくおもしろかった。地元なのに知らなかった名産やロケーション、近すぎて行かなかったり、車窓からしか見ていなかった場所もあって、そういったものを発見する楽しさがある」
スバル サンバーTT2
市川秋夫さん
「パワステがまごおり」初回は設営の仕事で関わり「面白そうだ」と感じ、2回目から参加している市川さん。じつは1日目はコペンで参加しており、以前知人がアクティで参加しているのを見て、この日は軽トラックを持ち込んだ。地元だからミスコースしても復帰もできるということで、ひとりで参加している。
「地元なのに知らなかった名産やロケーション、近すぎて行かなかったり、車窓からしか見ていなかった場所もあって、そういったものを発見する楽しさがある」
1992年式 トヨタ スプリンターマリノ
廣濱佳和さん/水越康支さん
JTCC(全日本ツーリングカー選手権)にレーシングプロジェクトバンドウが仕立てたマリノが好きで、まもなく走行10万kmとなるこの個体で参加した廣濱さんと水越さんは、普段はジムカーナを楽しんでいる。
「本格的な競技は敷居が高いし、ピリピリ、ギスギスしている。でもこのイベントはすごくのんびりしていて楽しめる」
だが、「表彰台には上りたい」とも語っており、競技への意欲も垣間見えた。
2002年式 マツダ RX-7
松下 楓さん
幼少期からクルマが好きで、リトラクタブルライトの車両に乗りたいと思っていた松下さん。10歳の時に走行しているFD3S(RX-7)を見て
「あのクルマはなに?」
と初めて認識して以来、FD3Sに乗ることを夢見て、昨年末に7年ローンを組んで購入した。
「クルマのイベントがあるよ」
と知人に紹介してもらったこの「パワステがまごおり」に愛車のFD3Sで参加した。
来場した子どもたちに車両を見てもらったりして「未来の自分をこの場から」という思いを持って来たそうだ。






















































