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三菱「ランサーエボリューション」史上唯一の ワゴン!サーキット走行をするのにセダンを選ばなかった理由とは

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)

  • オーナーの“もねじんさん”と、2006年式三菱ランサーエボリューション ワゴンGT
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:ステアリングはGT2iに変更されている
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:フロントマスクなどはランエボIXと同様となる
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:純正でもレカロが装着されるが、オーナーはドライバーズシートのみRS-Gに変更した
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:ランエボ初のワゴンボディとして2005年に発売された
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:ストレートタイプのHKSスーパーターボマフラーにGPスポーツのキャタライザーを組み合わせている
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:エンジンはセダン同様、2L直4ターボで280psを発揮する
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:ステアリングは脱着式(クイックリリース)となっている
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:ホイールは、ウェッズスポーツRS-5である
  • 三菱ランサーエボリューション ワゴンGT:足まわりには、Kansaiサービスのスポーツスプリングをセットした

自分色に染めるためあえてフルノーマル車を購入!

三菱「ランサーエボリューション(以下:ランエボ)」といえば、さまざまなモータースポーツシーンで活躍したセダンボディのイメージが強いと思います。しかし、2005年にランエボIXで初のワゴンが登場。レースに出たこともあります。オーナーの“もねじんさん”は、人と被らないクルマを求めて2006年式ランサーエボリューションワゴンGTを購入。エンジンは280psの2Lターボ、6速MTを搭載しています。ノーマルをベースに足まわりや排気系をチューニングしながら、今後はリフレッシュにも力を入れていく予定とのことです。

他人とは被らないようにセダンではなくあえてワゴンを選ぶ

「父親もランエボVIIIに乗っていたので、子供のころからランエボが好きだったんですけど、お金もなかったのでコルトラリーアート バージョンRに乗っていました。それと入れ替えで2024年にこのワゴンを購入しました。セダンは結構いるのと、人と被るのが嫌だなと思ってあえてフルノーマルのワゴンを買いました」

“もねじんさん”はワゴンを選んだ理由を続けて話す。

「セダンの方が軽いですけど、巷ではワゴンの方が重量配分が良いとか聞いていましたし、サーキットでも目立つかなと思って」

以前からサーキットを走っていたこともあり、フルノーマルの状態だったランエボワゴンをカスタムを施している。Kansaiサービススポーツスプリング、ウェッズスポーツRS-5ホイール、HKSスーパーターボマフラー、GPスポーツキャタライザー、ディクセルのパッド&ローターなどを装着した。今回はこの仕様でのほぼシェイクダウン走行となったが、今後さらに変更したいポイントもあるようだ。

「コルトから乗り換えて、まず速いなというのが印象的なのと、コーナーとか安定感が高いなっていうのがありましたね。(MT)6速のフィーリングもいいんですけど、じつは結構ブローしやすいらしいんで、どうせだったら5速の方がいいかなとも思っています。やっぱりエボのオーナーは、強度が高い5速にする人が多いので。あとはとりあえず、車高調を入れたいなとは思っています」

パーツが出るうちにリフレッシュにも注力していきたい

購入後に好みのカスタムを加え、さらなるフィーリングの向上も考えている“もねじんさん”。ただし、自身でも整備を行っていることもあり、今後はカスタムだけでなく維持の方にも力を入れていきたいとか。

「買った時からブレーキの利きが悪かったので、マスターから全部ばらしてオーバーホールを全部自分でやってます。遊びすぎてクラッチがすべっちゃったんで、セラメタのメタルクラッチを入れていますが、さすがにそれはショップに頼みました。今回は、そのチェックも兼ねての走行ですね。今のところ純正パーツも調べると結構出てくるので、イジるというよりはリフレッシュの方にちょっとお金かけたい、っていうのがありますね。20年も経つと、ゴム関係なんかも破れてくるので」

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