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スーパーGT開幕戦はau TOM’Sが圧勝! 4連覇へ向けて好発進!!

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TEXT: 戎井健一郎(EBII Kenichiro/motorsport.com)  PHOTO: 佐藤正勝(SATO Masakatsu)  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • トップチェッカーを受けた坪井翔と山下健太が健闘を称え合う
  • 快晴の岡山国際サーキットで行われた、GT500クラスの華やかなポディウム
  • 心地よい春の陽気に包まれ、大観衆が見守るなかで決勝レースが始まる
  • au TOM'Sは2位以下に19秒もの大差をつけた
  • GT300のトラフィックをかき分けながら、各所で熾烈な順位争いが展開される
  • 2位のKeePer CERUMO
  • トップの背後でも、青いIMPUL Zなどが表彰台を狙い熱いバトルを展開
  • 14号車 ENEOS GR Supra:岡山と相性が良く予選では3番手を獲得した
  • 17号車 Astemo PRELUDE-GT:ホンダ勢で最上位となる予選4番手を獲得
  • 12号車 TRS IMPUL Z:7番手スタートから3番手まで浮上し表彰台を獲得
  • 23号車 MOTUL Niterra Z:日産のエースナンバーを背負い王座奪還へ挑む
  • 19号車 WedsSport Supra:熟成を重ねたマシンで熱いバトルを繰り広げる
  • 39号車 DENSO GR Supra:真紅のボディが映える。上位進出を狙い激走した
  • 36号車 au TOM'S GR Supra:圧倒的な速さを見せ見事にトップチェッカー
  • 37号車 Deloitte GR Supra:ペナルティを消化しつつ粘りの走りを展開
  • 100号車 STANLEY PRELUDE-GT:新ベース車両にスイッチし飛躍を狙う
  • 64号車 Modulo PRELUDE-GT:伝統のカラーリングを纏い、新型車両で上位進出を狙い激走した
  • 8号車 ARTA MUGEN PRELUDE-GT:栃木からパーツを運び修復を完了させた
  • 24号車 リアライズコーポレーション Z:鮮やかなブルーを纏いポテンシャルを引き出す
  • 38号車 KeePer GR Supra:ルーキーの小林が駆り2位表彰台を獲得した
  • 16号車 ARTA PRELUDE-GT:ホンダ勢の最上位となる6位フィニッシュ
  • ホンダのプレリュードGTなど、各陣営の新型車両が多数デビューした開幕戦
  • 36号車 au TOM'S GR Supra:横綱相撲を見せつけ、見事に開幕戦を制した

王者の貫禄を見せつけたau TOM’S! ルーキー快走とプレリュードGTデビューに沸いた開幕戦

2026年4月12日、岡山国際サーキットにてスーパーGT開幕戦の決勝レースが開催されました。ホンダの新型車両「プレリュードGT」のデビューや、ルーキーの歴史的快挙への挑戦など話題の尽きない今大会。快晴の空の下、圧倒的な横綱相撲でトップチェッカーを受けたGT500クラスの王者の戦いぶりなど、白熱のレース展開をレポートします。

(motorsport.comの記事をもとに再編集しています)

PP奪取からルーキー小林の歴史的快挙なるのか!? 話題満載の2026年シーズン開幕戦がスタート!

いよいよ幕を開けた2026年シーズンのスーパーGT。82周で争われた決勝レースでGT500クラスの優勝を飾ったのは、36号車「au TOM’S GR Supra」(坪井 翔/山下健太)である。また、GT300クラスは777号車「D’station Vantage GT3」(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が見事に制した。

スーパーGT開幕の地は今年も岡山だ。3月の公式テストまでは凍てつくような寒さのなかで走行が行われた。しかし4月も中旬となり、春らしい心地良い陽気のなかでレースは開催された。

快晴のドライコンディションのもと、13時20分に決勝がスタート。気温は24度、路面温度は39度である。この状態から、レースが進むなかで路面温度は30度以下まで下がっていった。

GT500クラスのポールポジションは、38号車「KeePer CERUMO GR Supra」の大湯都史樹/小林利徠斗組である。ルーキーの小林にとっては「GT500デビューウイン」という歴史的な偉業がかかっていた。決勝に出走したドライバーとしては、1996年のラルフ・シューマッハやペドロ・デ・ラ・ロサ以来である。じつに30年ぶりの快挙への挑戦だ。

2番グリッドは4連覇を狙う36号車「au TOM’S」。3番グリッドには岡山と相性の良い14号車「ENEOS X PRIME GR Supra」とトヨタ スープラ勢が続く。ホンダ プレリュードGTのデビュー戦となるホンダ勢は17号車「Astemo HRC PRELUDE-GT」の4番手が最上位だ。日産勢は12号車「TRS IMPUL with SDG Z」の7番手が最上位となった。

なお、予選でクラッシュがあった8号車「ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT」は、メカニックの懸命な作業により修復を完了させた。栃木県さくら市にあるHRCの開発拠点から、岡山へ当日の朝にパーツを運び込んだのだ。最後尾の14番グリッドからのスタートとなったが、新型車両のデビュー戦を戦い抜くための執念の修復劇であった。

トラフィックのなかで縮まる1-2位の差…ステイアウトのクルマ処理でチャンピオン坪井がズバッ!

スタート直後の上位陣に順位変動はなかった。そのなかで、とくにポジションを上げていたのは7番手スタートの12号車「TRS IMPUL with SDG Z」である。2周目には17号車「Astemo」を抜いて4番手へ浮上した。さらに7周目には14号車「ENEOS」を抜き去り、3番手へとポジションを上げている。

時を同じくして、上位陣の目の前にはGT300クラスのトラフィックが現れた。ここからは、集団をかき分けながらの走行となる。この混戦のなかで、KeePer CERUMO、au TOM’S、TRS IMPULの上位3台は差を縮める。しかし、KeePer CERUMOの大湯は前がクリアになるとペースを上げた。ふたたび後続との差を開きにかかったのだ。

今回のレースにおけるピットウインドウのオープンは28周目だ。各チームに動きが出始めたのは29周目からである。とくにホンダ陣営は早めにピットインする傾向にあった。31周目までに5台中4台が作業を終えている。

2番手を走るau TOM’Sは、32周目でドライバー交代を行った。山下から坪井へステアリングを託す。トップのKeePer CERUMOは、それに反応する形で33周目にピットインした。au TOM’Sの前でコースへ復帰する。大湯は残りのレースをルーキーの小林へと任せた。

トラフィックをかわしながら走るKeePer CERUMOの小林。そこへau TOM’Sの坪井が接近する。GT500初レースの小林にとって、これは厳しい展開となった。目の前に、ステイアウトしていた37号車「Deloitte TOM’S」が立ちはだかったのだ。坪井は37周目のバックストレートで小林に並びかける。そして難なくオーバーテイクに成功した。これで事実上のレースリーダーが入れ替わったのである。

横綱相撲を見せたau TOM’S! 今シーズンもスープラ勢優勢か!? Zとプレリュードの巻き返しなるか!?

トップに立った王者の坪井は、貫禄の走りでリードを広げていく。小林との差は、50周を過ぎると10秒以上に開いた。逆に3番手のIMPUL 平峰一貴が小林とのギャップを縮めにかかる。しかし、射程圏に捉えるまでには迫れなかった。

結局、au TOM’Sは2位以下に19秒もの大差をつけた。そのまま悠々とトップチェッカーを受ける。まさに横綱相撲といったレース運びだ。シリーズ4連覇に向けて順当なスタートを切ったといえるだろう。2位はKeePer CERUMO、3位はIMPUL Zであった。新型車両を投入したホンダ勢は、16号車「ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT」の6位が最上位となっている。

開幕戦から圧倒的な強さを見せつけた王者au TOM’S。そして、それに食らいつくルーキーや新顔のマシンたち。2026年シーズンのスーパーGTも、一瞬たりとも目の離せない激戦の連続となることは間違いなさそうだ。

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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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