「人とクルマのテクノロジー展2026」で明らかになった、純国産フォーミュラカー実現への確かな一歩とEVバッテリー軽量化の最前線
横浜で開催された「人とクルマのテクノロジー展2026」では、国産のトップフォーミュラカーの開発を推進する特定非営利活動法人 日本自動車レース工業会(JMIA)が、共同プロジェクトである「NFP(ネクスト・フォーミュラ・プロジェクト)」のプロトタイプマシンを初公開しました。加盟企業約50社の技術を結集した純国産フォーミュラカーについて、3年後の実戦デビューを視野に入れた詳細をご紹介します。
スーパーフォーミュラの純国産シャシー化を目指すJMIAのNFPとは
現在、国内最高峰のレースであるスーパーフォーミュラは、イタリアのレーシングカーメーカーであるダラーラ社製のシャシーを使用し、愛知県豊田市に本社を置くトヨタあるいは東京都港区に本社を置くホンダのパワーユニットを搭載してレースをおこなっている。
日本のモータースポーツ産業の振興を目的とするJMIAは、この状況を打破し、最高峰カテゴリーのシャシーを純国産に置き換えることを目指している。その中核を担うのが、今回公開されたNFPである。
F1基準の安全強度を誇る実働プロトタイプの全貌
今回展示されたプロトタイプは、特に安全面において現行のF1レギュレーションをクリアできるほどの強度を誇るとされる。進捗が良好であれば3年後には実戦デビューの可能性を秘めているという。
展示されたマシンは単なるモックアップではなく、実働するモデルだ。搭載されたエンジンはトヨタ製で、ホンダエンジンにも対応できるよう、あらかじめボルト穴が加工されている。
加盟各社の技術を結集した純国産マシンが示す可能性
加盟各社のデモンストレーションも兼ねて、ブレーキとホイールは前後および左右で異なる製品を装着している。ブレーキにはエンドレスとPFC、ホイールにはエンケイとTWSのものがそれぞれ取り付けられていた。

すでにフォーミュラリージョナルやF4では、童夢や東レカーボンマジックのシャシーが採用されている。トップフォーミュラカテゴリーでも日本製シャシーが採用されれば、より興味深いレースが実現するとともに、日本でのレースビジネスがさらに発展していくことへの期待も膨らむ。




































