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最高出力1048馬力の怪物! ノビテックのチューニングで生まれ変わったランボルギーニ「レヴエルト」

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TEXT: AMW  PHOTO: NOVITEC

モーターには手を入れずV12エンジンの潜在能力を極限まで引き出した

ランボルギーニが誇るスリリングなスーパーカーを、さらにパワフルで速く、そしてよりパーソナライズされた1台へと進化させる。それこそがノビテックの専門分野だ。今回、ハイブリッド・スーパースポーツの「レヴエルト」に向けた、カーボン地仕上げの洗練されたチューニングキットが登場した。F1譲りのインコネル素材や純金メッキの輝きを秘めた、史上最強のV12モデルの真価を読み解く。

1993年の伝説の名車ディアブロSE30を彷彿とさせる鮮烈なパープルカラーをまとった

初公開にあたり、ドイツの自動車チューニング・スペシャリストであるノビテックは、1993年にランボルギーニが創立30周年を記念して発表した名車「ディアブロSE30」のプレゼンテーションで選ばれた色に近いパープル系のカラーを、新型車の最初のショーモデルにまとわせた。

製品ラインアップは多岐にわたる。風洞実験で開発されたカーボン製の空力強化パーツから、アメリカのメーカーであるヴォッセとの共同開発によって誕生したハイテクアロイホイールまで、そのこだわりは徹底している。このホイールは、最先端の鍛造技術とCNC加工技術(コンピューターで工作機械を制御し、高精度に金属や樹脂を削り出す加工技術)を組み合わせて製造されている。

さらにノビテックは、完全な断熱処理を施した高性能エキゾーストシステムを開発した。これにより、自然吸気6.5リッターのV型12気筒エンジンはさらに刺激的な排気音を奏でるようになり、特殊なメタル触媒と組み合わせることで出力が24.2kW(33hp)向上した。スポーツスプリングや、オーナーの希望に合わせて細部まで仕立てられるコックピットデザインの専用オプションが、ノビテックのラインアップを完成させている。

風洞実験で鍛え上げたカーボン製空力キットが最高速度350km/h超えの安定性を支える

ランボルギーニ レヴエルトは間違いなく、工場出荷時の状態ですでに世界でもっともスリリングなスーパーカーの1台となっている。ノビテックのデザイナーたちは、最高速度が350km/hを超えるこのパワフルなクルマのために、一貫したレーシングスタイルを持つ空力強化キットの開発を選択した。その空力的な仕上げは、風洞実験によって最適化されている。

ボディコンポーネントは、ハイグロスのクリアコート仕上げが施されたカーボン地で製造されているが、もちろん車体色やコントラストカラーでの塗装も可能だ。側面に配置され、ふたつのサイドエアインテークを視覚的にさらに強調するフロントスポイラーエアロパネルと、中央のフロントブレードの組み合わせが、スポーティな外観を高めている。

これらのパーツは高速走行時にフロントアクスルにより多くのダウンフォースを発生させ、操縦安定性をさらに最適化する。全体がカーボン地で作られたもの、あるいは今回のショーモデルのように車体色で塗装されたものが選べるフードと連動することで、これらのアップグレードはこのミッドシップスポーツカーにさらにアグレッシブな表情を与えている。

同じ複合素材で作られたヘッドライトトリムとフロントカバーが、さらに印象的な視覚的ハイライトを加えている。

ヴォッセとの共同開発で誕生した鍛造アロイホイールがエクストラバガントなサイドビューを作る

より鋭く彫り込まれたふたつのノビテック製ロッカーパネル、シザーズドアのエアロトリム、そしてミラーカバーも、すべてカーボン地で作られている。これらは、レヴエルトのために専用設計されたアロイホイールと同様に、さらにエクストラバガント(特別)なサイドビューの演出に貢献している。ここでも、アメリカのハイテクメーカーであるヴォッセが有能なパートナーとしての役割を果たした。

ヴォッセは、この最高峰モデルに向けて3種類の異なるデザインのカスタムホイールを開発した。さらに72色のカラーバリエーションと、スムース、ブラッシュド、またはポリッシュ仕上げの表面処理を選択できる。車両には、センターロック風のハブカバーと、リムの端に向かってテーパー状のY字に分岐する6本スポークを特徴とするノビテック「NL5」デザインが装着されている。究極の組み合わせは、フロントに21×9.5J、リアに22×12.5Jのサイズのホイールを採用することだ。これらには、フロント265/30 ZR 21、リア355/25 ZR 22のサイズの高性能タイヤが組み合わされる。新しいホイールに合わせて専用設計されたのがスポーツスプリングであり、車高を約25mm下げ、重心が低くなることでハンドリングをさらに最適化する。

インコネルと純金メッキの輝きを放つエキゾーストシステムがV12エンジンのパワーを解き放つ

モーターレーシングのデザインと空力バランスの最適な組み合わせを実現するため、リアエンド向けの空力強化パーツも開発された。リアビューは、格納式のリアウイングが視覚的に圧倒的な存在感を放っている。リップスポイラーを備えた、より彫りの深い形状は、リアアクスルにさらに大きなダウンフォースを発生させる。

ノビテックのデザイナーたちの細部へのこだわりは、V型12気筒エンジンへの新鮮な空気の供給を最適化する追加のエアボックスで補完できるカーボン地のフードにも表れている。テールライト間の専用サラウンドが、高性能エキゾーストシステムの4本の丸いテールパイプを完璧に引き立てている。中央の2本のパイプは直径110mmで、左右に配置された2本のテールパイプよりも10mm大きくなっている。

エキゾーストシステムにはふたつのバージョンが用意されており、ひとつはステンレススチール製、もうひとつはF1レーシングでも使用されているとくに軽量なインコネル製である。すべてのバージョンにはエンジンルーム内の温度を下げるための精巧な断熱材が被せられている。インコネル(耐熱・耐食性に優れたニッケル基超合金)仕様では、999純金メッキのオプションが用意されており、とくに高級感のある見た目になるだけでなく、放熱性もさらに最適化される。

オプションとしてノビテックは、バタフライバルブを内蔵したアクティブサウンドマネジメントシステムを提供しており、これによりドライバーはV12エンジンの排気音を、控えめなスポーティさからスリリングなモーターレーシングサウンドまで変化させることができる。このシステムは、効率的なスポーツ触媒を追加することでさらにアップグレード可能だ。この組み合わせにより、V12内燃機関の出力が24.2kW(33hp)向上する。ハイブリッドドライブを構成する3つの電気モーターには手が加えられていないため、史上最速のランボルギーニの最高出力は771kW(1048hp)に引き上げられることとなった。

ハイブリッド化によって環境性能や静粛性が謳われる現代のスーパースポーツにあって、あえてV12エンジンの咆哮を純金メッキのエキゾーストで増幅させ、1000馬力オーバーを叩き出すノビテック版のレヴエルト。それは単なるチューニングカーという枠を超え、内燃機関の美学を極限まで追求した「走る芸術作品」といえるのではないだろうか。伝説のディアブロSE30を彷彿とさせるパープルのボディを煌めかせて走り去るその姿とエキゾーストノートは、見る者すべてに鮮烈な記憶を焼き付けるはずだ。

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