ブリッツ「カーボンインテークシステム」がトヨタ 40系「ヴェルファイア」の2.4Lターボエンジン出力を290psへ引き上げる
総合チューニングパーツメーカーのブリッツが、トヨタ「ヴェルファイア」(40系)専用の「カーボンインテークシステム」を新たに発売した。2.4L直列4気筒ターボエンジンの潜在能力を引き出し、実測で約16psの出力向上を果たす本格的なチューニング製品だ。単なるエアクリーナー交換にとどまらない“システム吸気”という独自の発想は、いかにして重量級ミニバンの走りを変えるのだろうか。
ブリッツ「カーボンインテークシステム」とは何か“システム吸気”の考え方
ブリッツの「カーボンインテークシステム」は、ダクトからフィルターまでを一体で組み上げる“システム吸気”(吸気経路全体を専用設計でつくり込む考え方)として設計された製品である。今回、40ヴェルファイア用に新たに設定された。基本の狙いは、ダクトから取り込んだフレッシュエア(外気)を、無駄なくエンジンへ届けることにある。エンジンルーム内にこもる熱気を遮断しながら、吸気を押し込むラム圧(走行風による過給効果)を引き出す。抵抗の少ないステンレスメッシュフィルターとの組み合わせで、吸入効率を高めている。
40ヴェルファイアの「T24A-FTS」エンジンでどこまで出力が上がるのか
40ヴェルファイアが搭載するエンジンは、2.4L直列4気筒ターボの「T24A-FTS」である。純正の最高出力は279ps、最大トルクは430Nmを公表する。ブリッツのシャシダイナモ計測では、純正が最高出力274.0ps/5970rpm、最大トルク417.8Nm/3320rpmを示した。カーボンインテークシステム装着後は最高出力290.7ps/5990rpm、最大トルク431.7Nm/3230rpmまで向上している。差分は最高出力で約16.7ps、最大トルクで約13.9Nmとなる。とくに実用域である2560rpm付近では、トルクが約25.5Nm上乗せされたポイントも確認できた。数値だけでなく、日常の速度域で効きを体感しやすい特性である。
カーボンケースの造形とドレスアップ効果、エンジンルームをスポーティに演出
見た目の変化も小さくない。高度な成形技術で生み出した車種専用のカーボンケースを採用し、その内部にステンレスメッシュ製フィルターを組み込む。流麗なフォルムのクリーナーボックスは、ダクトから取り込んだ外気をシュラウド(整流用のカバー)を介してフィルター側へ導く構造だ。熱気を遮断することで吸気温度の上昇を抑える。ロゴプレートを配したカーボンケースの仕上がりは上質で、エンジンルームがスポーティな印象に生まれ変わる。価格は27万2800円、対応車種は40ヴェルファイア(TAHA40W/45W)である。

吸気系のチューニングは、地味に見えて奥が深い領域である。ブリッツのカーボンインテークシステムは、走りの実効性とエンジンルームの見栄えを両立させた1台だ。愛車に手を入れる楽しさと、確かな性能向上を同時に味わいたいオーナーにとって、検討する価値のある選択肢だといえる。


































