ホシノインパルが手がけたRZ34型フェアレディZの19台限定コンプリートカーは、走りと上質さを両立した1台に仕上がった
手に入れられるのは19人だけ。「ホシノインパル」が放つコンプリートカー「IMPUL Z LIMITED EDITION」は、ただアグレッシブなだけの1台ではない。カーボンエアロで武装しながら、日常ではラグジュアリーな乗り味を、峠道では軽快な身のこなしを見せる。ストリート最高峰をテーマに、代表の星野一樹さんが妥協なく煮詰めた至高のフェアレディZの中身を紹介する。
ホシノインパルのRZ34型フェアレディZ「IMPUL Z LIMITED EDITION」は何が違うのか
このコンプリートカーのベースとなるのは日産「フェアレディZ」(RZ34型)だ。インパルはこの洗練されたモダンなスポーツカーを、より攻撃的なスタイルへと昇華させた。特徴は、フロントアッパースポイラー、フロントアンダースポイラー、サイドステップ、リアハーフスポイラー、リアウイング、フェンダーダクトで構成されるカーボンエアロ一式である。 いずれもダイナミックな造形で、素材を軽量高剛性のカーボンファイバー製へと置き換えている点が大きな見どころだ。
フロントスポイラーはアッパーとアンダーの別体形状を採用する。一目でインパル仕様とわかるアグレッシブなフェイスを構築した。リアまわりでは、滑らかな流線形状にこだわったカーボンウイングと、エッジの効いたリアハーフスポイラーが存在感を高める。
星野一樹が理想とするRZ34型フェアレディZのスタイルとは
コンプリートカーをプロデュースしたのは、ホシノインパル代表の星野一樹さんだ。スーパーGTやスーパーフォーミュラ、スーパー耐久ではチームインパルの監督も務め、多忙な日々を送る。またレーサーとして数々の栄誉を獲得してきた経歴を持つ。星野さんは開発の狙いをこう語る。
「レースの世界で培ったノウハウを惜しみなく投入しています。カーボンのエアロは流線形のラインを取り入れるなど、カッコよさにもこだわりました」
その言葉どおり、アグレッシブでありながら都会でも映えるフォルムにまとまっている。足まわりからエアロまでをトータルでコーディネートしたからこそ、日常ではラグジュアリーな乗り味を堪能でき、峠道も軽快に駆け抜けられる。この高い次元での両立が、コンプリートカーならではの価値である。
フェアレディZ用インパル・ハイパフォーマンスパーツの中身と価格
走りを支えるのは、インパルが誇るハイパフォーマンスパーツ群だ。オーリンズ製のスーパーショックをRZ34専用にセッティングした車高調をはじめ、インパル・ブラストマフラー、6ポット/4ポットのブレーキシステム(フロント370×34mm、リア355×32mm)を組み込む。

ホイールはインパル・ALi’i S-05(アイリ エスゼロファイブ)を装着し、サイズはフロント20×9.5J、リア20×10.0Jだ。タイヤはブリヂストン「ポテンザ S007A」で、フロント255/35、リア275/30を組み合わせる。ここにチタン製のホイールナットが加わる。
内外装のディテールも凝っている。死角を減らして安全性を高めるマルチファンクションLEDブルーミラー、エンボスロゴ入りのカーボンミラーカバー、専用フロアマットまでがセットになる。フロントアンダースポイラーには、19台限定の証としてシリアルナンバー入りのプレートが貼り込まれる。価格は407万円(車両代別・取り付け工賃込み)に設定された。
星野一樹さんがレースの現場で得た知見を、日常の楽しさへと翻訳したのがこのコンプリートカーである。19台という数字は、単なる希少性の演出ではない。1台ごとに手をかけ、走りと上質さを両立させるという姿勢の表れだ。プレミアムなフェアレディZを求める人にとって、忘れがたい選択肢になるだろう。








































