格上アルファードに迫る存在感を90ヴォクシーで実現した、妥協なきエアサスカスタム
18インチで極限まで落とすのではなく、あえて19インチでベタ落としを選ぶ。この一手にオーナーのこだわりが凝縮している。トヨタ30「アルファード」のカスタムで名を馳せた “Yukizo-K”さんが、トヨタ90「ヴォクシー」で到達した美学を紹介する。
30アルファードから90ヴォクシーへ乗り換えた オーナーのカスタム遍歴
センスのいいカスタムで、トヨタ30「アルファード」の世界でも知られた存在が “Yukizo-K”さんだった。当時はオレンジのグノーシスCVXにヴァルドのフルエアロという組み合わせで、完成度はきわめて高かった。オーナーの “Yukizo-K”さんに取材すると、トータルでの使い勝手を考えてトヨタ「ヴォクシー」の90系へ乗り換えたと語る。2022年1月にフルモデルチェンジを受けた現行モデルだ。乗り換えた当初は、ここまで手を入れるつもりはなかったという。
「30アルファードのカスタマイズはやり切りました」
通勤車としても使うため、小回りが効いてちょうどいいというのが90ヴォクシーを選んだ理由だった。じつは、はじめは車高調で検討していた。利便性とカッコよさを両立させたいと考え、エアサスを組んだ瞬間、カスタマイズが一気に加速した。
19インチ×エアサスでベタ落としを敢行! ジーストSTXのインペリアルゴールドが主役
一番目を引くのが、インペリアルゴールドに輝くジーストSTXだ。サイズは前後とも19×8.5J、インセットは35。タイヤはグッドイヤーの前後215/35を組み合わせる。18インチで極限まで落とす手も考えたものの、あえて19インチでのベタ落としを敢行した。

エアサスはエアフォースのラグジュアリープラスを装着している。2独の電磁弁式を採用し、万一に備えて機械式のパドルをラゲッジにも配置した。この足まわりのために部品を特注し、19インチでもメンバーが着地するほど車高を下げることに成功している。兵庫県のショップ、オートカスタム・アマプリ工房と二人三脚で生み出した結果だ。
ブレーキが見えるホイールだけに、細部への配慮も欠かさない。キャリパーには、アマプリ工房によるオレンジのキャリパーカバーを導入した。ラゲッジの下にはエアサスのタンクなどを収めつつ、実用性も考慮したデザインに仕上げている。ファミリーカーとしての機能を損なわない点も見どころだ。
アフェクションのグリルとGRエアロで魅せる、90ヴォクシーのフロントフェイス
フェイスまわりは、車種を判別しづらいほど個性的に仕上がっている。フロントグリルにはアフェクション製を投入し、配色を練り上げたうえで装着に至った。ヴォクシー本来のスポーティさを一段引き上げている。

フロントのエアロにはGRをチョイスした。バンパー内のメッキのグリル枠をブラックアウトし、グリルとの一体感を強調することで押しの強さを引き出している。ヘッドライトはプロジェクター部分に丸型のリングを内包し、3眼それぞれのアピール度を高めた。RGBでカラフルに光る仕組みだ。ドアミラーはメタル感のあるブロンズ色にペイントし、大人のスタイルへ柔らかくなじませている。
リアにもGRのエアロを組んだ。メッキが配置されていない点が決め手になったという。リフレクター部分には全面が光るタイプを選び、低さを強調している。テールランプはヴァレンティの縦デザインを採用し、車格をワンランク引き上げた。ウイングはROWENのリアウイングを装着し、灯体部分の光らせ方はアマプリ工房で変更している。
青みがかったシルバーとインペリアルゴールドが放つ、アルファードを超えるオーラ
青みがかったシルバーボディに、インペリアルゴールドのホイールが浮き立つ。その姿は、ヴォクシーの枠を超えた存在感と、格上のオーラを発散する。オーナーの “Yukizo-K”さんが30アルファードで培った美意識が、ミニバンのMクラスで新たな高みに到達したかたちだ。
撮影の翌週にはリアをディープコンケーブのディスクへ変更し、より妖しいフォルムへと進化させている。手を止めることなく更新し続ける姿勢そのものが、この1台の価値を支えている。通勤という日常の相棒でありながら、格上を超えるオーラを狙い続ける。 “Yukizo-K”さんにとって90ヴォクシーは、実用と美学を一切妥協せずに両立させる、終わりのないキャンバスなのだ。





































