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GT-R開発者の田村宏志氏が監修。新型エルグランドを激変させる1/1風洞実験エアロの凄み

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TEXT: 遠藤 彰(ENDO Akira)  PHOTO: KUHL RACING

16年ぶりの新型エルグランド。そのカスタム開発競争は、すでに始まっている!

16年ぶりのフルモデルチェンジで話題を集める新型エルグランド。その登場を待っていたのはユーザーだけではなかった。人気カスタムブランド「KUHL RACING(クールレーシング)」が早くも専用パーツの開発を本格始動。エアロパーツを皮切りに、車高調やブレーキシステムなどを順次投入する予定で、GT-R開発で知られる田村宏志氏が監修する「KUHL STYLE GT」も控えている。新型エルグランドのカスタム市場は、すでに大きく動き始めている。

「40系アルヴェル級」の反響 発売直後から問い合わせが殺到

7月16日に発表された新型エルグランドは、日産の新たなフラッグシップミニバンとして大きな注目を集めている。実に16年ぶりとなるフルモデルチェンジだけに期待は高く、その熱気はカスタム業界にも波及している。

その先陣を切ったのが、KUHL RACINGだ。開発中のハーフタイプエアロをCGで公開すると、すぐに多くの問い合わせが寄せられたという。

代表の片岡氏は、「すでにたくさんのお問い合わせをいただいています。反応を見る限り、新型エルグランドを待っていた人が非常に多い印象ですね。40系アルファード&ヴェルファイア発売時のような勢いを感じています。エアロだけでなく、車両予約を希望される声も届いています」と話しており、新型エルグランドに対する期待の大きさを実感しているようだ。

エアロだけじゃない 足まわりやブレーキまで開発が進行中

KUHL RACINGが最初に送り出すのは、フラップエアロのブランド「KRUISE(クルーズ)」による薄型ディフューザータイプのエアロパーツだ。現在開発は順調に進んでおり、9月初旬の完成を予定。その後は9月末ごろを目標にオリジナル車高調、さらに10月末ごろにはオリジナルブレーキシステムの完成を目指しているという。

つまり今回の新型エルグランドでは、エアロだけを展開するのではなく、足まわりや制動性能まで含めたトータルカスタムを早い段階で提案する構想となっている。車両発売直後からここまで幅広いラインアップを計画していることからも、KUHL RACINGの本気度が伝わってくる。

GT-R開発者・田村宏志氏監修の「KUHL STYLE GT」は東京オートサロン2027でデビュー

もうひとつ注目したいのが、新ブランド「KUHL STYLE GT」だ。

このモデルは、GT-R開発で知られる田村宏志氏が監修。デザインだけでなく空力性能についてもアドバイスを受けながら開発が進められており、冷却性能にも配慮した設計を採用する予定だ。さらに、ハーフタイプエアロとしては異例となる1/1スケールでの風洞実験も予定されているなど、機能性まで徹底的に追求する。

片岡氏は「ボンネットも変更予定なので、イメージはガラリと変わるでしょう。かなり良くなるという手応えがあります」と話しており、完成度への自信をのぞかせる。

この「KUHL STYLE GT」は、2027年1月開催の東京オートサロンで初披露される予定だ。

カスタム競争はすでにスタート 今後も専用パーツを続々投入

KUHLでは今後も開発の手を緩めることはない。リアウイングやフロントグリル、フロントバンパー、レーシングボンネット、9mmワイドオーバーフェンダーなど、多数の専用アイテムを順次ラインアップしていく計画となっている。

また、同社ホームページではオリジナルホイールブランド「VERZ WHEELS(ヴェルズホイールズ)」による新型エルグランドのホイールマッチングもすでに公開されており、エアロとの組み合わせをイメージすることも可能だ。

16年ぶりのフルモデルチェンジによって大きな注目を集める新型エルグランド。その登場をきっかけに、カスタムメーカー各社の開発競争も本格化し始めた。車両の発売を待つだけでなく、その先のカスタムまで見据えた動きが加速しており、新型エルグランドのカスタム市場は、すでに新たなステージへと踏み出している。

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