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普通の日産ディーラーと何が違う? 全国わずか27店舗の「マイスター」がいる「NISMOパフォーマンスセンター」の正体

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: GT-R Magazine編集部、Auto Messe Web編集部

サーキット&スポーツ志向から、幅広いユーザーに愛される店に

 2008年には従来のスポーツショップとパートナーショップを統合した「サービスセンター」の2体形に変更。このときにエキスパートショップに「NISMOテクニカルマイスター」なるアドバイザーが登場する。

 当時の資料を見ると「整備資格(二級整備)だけではなく、サーキット走行のセットアップ&アドバイスのできる能力を有し、メンテナンス技術と資格を持ったもの」となっており、テクニカルマイスターになるためにはかなり厳しい基準をクリアしなくてはならなかった。さらにエキスパートショップには決められた設備の導入も必要であったため、全国にわずか12店舗のみとNISMOショップのなかでも特別な存在であった。

 2013年のNISMOロードカーの発売開始により、ショップの体制は再び一新。これまでのユーザーのサーキット走行&スポーツ走行をバックアップから、NISMOロードカー&パーツの販売を積極的に推進する拠点としてリニューアル。名称も現在の「NISMOパフォーマンスセンター」となった。

 店舗も赤と黒のNISMOカラーでコーディネイトされ、イメージを順次統一。さらにNISMOロードカーの展示車/試乗車が常時用意され、定期的に店舗内イベントやサーキットイベントを行うなど、幅広くユーザーにNISMOブランドを周知し、楽しんでもらうことが主な業務となっている。

NISMOマイスターは専門トレーニングを受け、認定されたプロスタッフ

 同時に認定スタッフである「NISMOマイスター」が各店舗に配置。NISMOブランドの認知&浸透、パーツの販売などカーライフアドバイザーとしてユーザーをサポートするのが役目だ。マイスターになるには年に2回、NISMO本社で行われる専門トレーニングに参加し、認められたスタッフだけがその資格を得られる。以前のテクニカルマイスターのような国家資格などは必要ないが、パーツのこだわりや取り扱い方法、ロードカーへの認識、NISMOの歴史や開発体制など、ユーザーに的確なアドバイスするためのノウハウなど高いスキルは要求される。

 ちなみに、ディーラーでNISMOショップに配属となるにはクルマ好きなことはもちろん、クルマに対する知識、実務経験を経ることを条件にしているそうで、配属されたからといって、すぐにニスモスタッフになれるわけではないそうだ。

 こうして、大きく様変わりしてきたNISMOショップだが、昔のエキスパートショップ時代の名残は残っており、パフォーマンスセンターごとに特色や差異はある。ただし、基本的なスキルは全国統一であり、NISMOチューニングや最適なパーツ選定などを含めた日産車カスタマイズをさまざまな角度からバックアップしてくれる。困ったら気軽に相談に出掛けてほしい。

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