「F1やめます」「エンジンもやめます」! そんなホンダが「新型シビックタイプR」を開発する理由とは? (1/2ページ)

「F1やめます」「エンジンもやめます」! そんなホンダが「新型シビックタイプR」を開発する理由とは?

この記事をまとめると

  • ホンダは2040年までにすべてEVもしくは燃料電池化すると宣言
  • NSXやS660、F1など走りの象徴がどんどん終了に
  • タイプRは電動化でも走る楽しさをアピールする絶好のブランド

ホンダの“スポーツ”が続々と終了に……

 なにせ、最近のホンダといえば、ホンダ最上級スポーツカーの第二世代NSXがタイプSを持って生産を終えることが明らかになり、またホンダのスポーツカーの魅力をより多くの人に味わってもらうために開発されたS660も生産終了となった。

NSXタイプSの走り さらに、ホンダの魂というべきF1からも2021シーズンをもってワークス活動を完了させる。2022シーズンはレッドブルグループ向けのテクニカルパートナーとして、エンジン供給とレース現場でのサポート体制を敷くことが明らかになっているが、ホンダとしてのF1参戦は60年代以来続けてきた研究開発活動にピリオドを打つという、ホンダにとって大きな決断である。

レッドブル・ホンダのフェルスタッペン このように、ホンダの四輪はいま、大きな節目を迎えている。だが、そうしたなかでなぜシビックタイプRについて、ホンダは拘りを持って新型を市場導入するのだろうか?

 こうした疑問について、2021年4月にオンライン開催された三部敏宏ホンダ新社長就任会見の際、筆者を含めて参加した記者からは三部社長にさまざまな質問が飛んだ。

就任会見を行う三部社長 この会見ではNSXやS660生産中止、F1撤退にとどまらず、なんと「2040年にグローバルで四輪量産車のすべてをEV(電気自動車)またはFCV(燃料電池車)とする」との日系メーカーとしては異例の高い目標を掲げた。

2040年までの目標値 そのなかで、三部社長は2040年というタイミングについて、「2050年のカーボンニュートラルを目指すためには、新車がEVシフトする期間を最低でも10年間と見積もったため」と説明した。

画像ギャラリー