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いま、歴代マツダ「ロードスター」を買うならどのモデルが狙い目? NB型オーナーが最新中古車相場からオススメを選びました

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: マツダ/AMW編集部

3代目NC型:「速い」ロードスターを求めるならコレ

 2005年から2015年まで販売されていたNC型。「速い」ロードスターが欲しい人にはもっともオススメできる選択肢です。排気量が2.0Lへと拡大され、ボディサイズも3ナンバーになったため、「コンパクトじゃないからロードスターじゃない」と言われてしまうこともありました。しかし、実際に乗ってみるとノーズのシャープな感覚は間違いなく歴代ロードスターと同じものですし、ロードスター特有の軽快感もしっかりと味わえます。

 NCを購入する際に大きなポイントとなるのが、前期型か、2008年12月のビッグマイチェン以降の後期型かという点です。後期はスペック上はあまり大きな違いがありませんが、エンジンの内部パーツも大きな変更を受け、レブリミットは500rpm引き上げられた7500rpmとなっているほか、ロールセンターが26mm下げられました。そのため、走りのベース車として選ぶならば後期型がオススメですが、10万kmを超えた個体でも100万円を超えてくるのが当たり前という相場観です。

 安く楽しむ走りの素材で選ぶなら前期型のマニュアルがオススメ。たしかに後期の方が良いことは間違いないですが、チューニングベースとして考えるならば前期もナシではない選択で、80万円程度から狙うことが可能です。筆者としても今、NCに限らず、歴代ロードスターのどれかを買うならばNCの前期を買うかと思います。ただ、時おり過走行の後期が安く出回ることもあるので、状態次第ですが、それを待つのも選択肢のひとつと言えます。

4代目ND型:新車との天秤となるが過走行や修復歴車を狙う手も

 そして最後に紹介するのは2015年から販売されている現行のND型。故障の心配やランニングコストを抑えて乗りたいのならNDがもっともオススメです。ただ、新車と比べてお買い得感があるかというと微妙なところ。たしかに2015年や2016年の初期型であれば、150万円前後から狙うことができますが、修復歴があったり、10万kmを超えていたりする個体がほとんどです。

 また、ND型は2018年に大幅改良が行われており、それ以降と以前では完成度も異なってきます。買うなら2018年以降がオススメなのは間違いないですが、250万円付近がボリュームゾーンと考えた方が良いでしょう。乗り出し価格で考えればプラス50万円~で新車が狙えるので、この差をどう捉えるかは人それぞれと言えそうです。

 筆者が今NDを狙うならば、大幅改良後の走行距離が多くて安めの個体か、走行に支障がない程度の修復歴アリの個体を検討するかと思います。

ボディの状態が最優先

 約30年前のNAから現行のNDまで中古車をざっくりと振り返ってきましたが、基本的に世代やカラー、パワーユニットなどでお気に入りのロードスターを絞ってから探すのがベストと言えます。また、ロードスターに限った話ではないですが、中古車をチェックする場合はボディの状態が命です。ロードスターは古くてもまだ比較的パーツが出る車種のため、幌や動力関係は後からどうとでもなることが多いので、お気に入りの仕様とボディの状態で個体を探すのが一番と言えるでしょう。

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