クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 20番目のBMWアート・カーを大胆予想! ル・マンを闘うレース車両になる!?BMWの「アート・カー」の歴史を振り返ろう【Vol.02】
CUSTOM
share:

20番目のBMWアート・カーを大胆予想! ル・マンを闘うレース車両になる!?BMWの「アート・カー」の歴史を振り返ろう【Vol.02】

投稿日:

TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: BMW AG

1975年から続くメーカー公式のアーティスト・コラボ車両たち

20世紀以降の絵画や彫刻などの分野では、自動車を題材としたマスターピースが数多く制作されてきたが、それとは逆にクルマそのものを表現媒体としてしまった美術作品も少なからず存在するようだ。その代表例として挙げられるのが、BMWが長らく展開してきた数々の「アート・カー」たちだろう。

BMWでは1975年から不定期的にアート・カー・プロジェクトを展開し、現時点で19点の素晴らしい「作品」が公開されている。今回はその19台のうち、11台目から最新の19台目までをご紹介しよう。

その11 A. R. ペンク/BMW Z1(1991)

ドイツ・ドレスデン生まれのアーティスト、A. R. ペンク(本名ラルフ・ヴィンクラー)が手がけたのは、もはやクルマ自体が芸術的かつ稀少なBMW「Z1」。前史時代の洞窟壁画からインスピレーションを受けたというペンクは、抽象的な図形と記号をデザインしたと言われている。

その12 エスター・マラング/BMW 525i(1991)

BMWアート・カー12番目にして、史上初の女性アーティスト作品となったのは、南アフリカのエスター・マラングが1991年に制作したE34系「5シリーズ」。アフリカ文化へのオマージュを表現したデザインで構成されている。「ンデベレ柄」として知られているこのデザインは、マラングいわく「私の部族が家を装飾する方法」に由来しているそうだ。

◎BMW LIFE (af imp LIFEシリーズ) (CARTOP MOOK)

その13 サンドロ・チア/BMW M3 GTR(1992)

イタリア人アーティスト、サンドロ・チアは、アート・カーのデザインを自らBMWに持ちかけ、「M3 GTR」をベースに実現に至った。車両全体にあしらわれた、目を見開いた顔たち。この作品を見る誰しもが、あたかも自分が四方から観察されているように感じる。チアは次のように述べたという。「すべての目がこのクルマに引きつけられます。クルマを凝視する人々。このクルマは、そんな彼ら自身の視線を反映しているのです」

その14 デイヴィッド・ホックニー/BMW 850 CSi(1995)

イギリスのスーパースター的アーティスト、デイヴィッド・ホックニーにBMW側からのアクションで粘り強い交渉の末、「850 CSi」のアート・カーが実現した。ホックニーは、ペイントを施すために車両を分解して制作するという複雑な方法を採り、クルマの外殻に覆われたその奥にあると信じるもの、つまり、自動車の素晴らしいテクノロジーを表面化させたという。

その15 ジェニー・ホルツァー/BMW V12 LMR(1999)

1999年のル・マンに出走したBMW「V12 LMR」の1台は、アメリカの女性アーティスト、ジェニー・ホルツァーが手がけたアート・カー。彼女独自のスタイルにより、レースカーの白いボディに反射するクローム文字と蛍光ホイルを用いて、人間の思考や感性を刺激するようないくつかのスローガンを描き込んだ。

12

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS