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彼女のトヨタ「セリカ」は同い年の97年モデル! 父は「スカイライン党」母は「シビック党」そして娘は「T200セリカ」でした

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

社会人になって貯金して念願のセリカをゲット

「やはり親の影響なのか、スポーティなモデルに乗ってみたかったんです。社会人となって自分でお金を貯めて、去年の3月にやっと手に入れることができました。両親は日産とホンダでしたが自分はトヨタ(笑)。自分と同い年の1997年式でボディも内装もほぼオリジナル、調子も良さげでエンジンルームも綺麗だったのでこのセリカに決めました」

とはいえ走行距離11万kmオーバーの四半世紀前のクルマ。もともとコンディションは良好だったものの、エンジンや足まわりなど各部に対しては細かな整備をおこなっているそうだ。

「もし何か問題があったとしても、適切なアドバイスしてくれる人が周囲にいるので心強いです」

と、良好なコンディションを維持しつつ、手に入れてからは地元を中心にいろいろなイベントにも参加している“みや”さん。実際にその場でエンジンを始動させてもらったが、調子は上々とお見受けした。

12連装CDチェンジャーもむしろ新鮮!?

室内には当時の実車カタログやモデルカーなども「ディスプレイ」され、さりげなくセリカ愛をアピール。6代目T200型では比較的少数のサンルーフ装着車であることと、当時ものの12連装のCDチェンジャーが装着されていることもお気に入りポイント。そしてダッシュボードの上、クリアケースに入れて飾られていたタミヤ1/24スポーツカーシリーズのプラモデルは、父上が「みやさん仕様」に仕上げてプレゼントしてくれたものだ。

* * *

念願のヒストリックカー・オーナーとなってはや1年。ご両親直伝(?)の昭和の芳香剤を室内に仕込み、5速マニュアルの純白のT200セリカを颯爽と駆るみやさん。今後も国産ヒストリックカー界のジャンヌ・ダルクとしてレッツラゴー、である。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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