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日産「スカイラインRSターボ」を愛して4台目! オリジナル重視なのにボンネットをカーボン化した理由とは

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

1984年式日産スカイライン2000ターボRS-X

2023年は28回もの旧車イベントを主催(協力)する日本旧軽車会。その4回目となる「昭和平成オールドカー展示会」が4月23日、埼玉県上尾市のアリオ上尾で開催された。数百台の旧車が集合した中から、キレイな佇まいの日産R30型「スカイライン2000ターボRS-X」を見つけたのでオーナーに話を伺ってみた。

イジり倒してきたRSターボ人生、最後のお詫びの1台

これまでハチロクやランエボなど、さまざまな国産スポーツモデルを所有してきたという中村さん。スカイラインのRSターボは過去に3台乗ってきたそうだが、切ったり貼ったりのかなりイジり倒した状態で乗っていたので、「人生の終わりのお詫びとして、4台目をキレイに乗ろう」と、この1984年式スカイライン2000ターボRS-Xを購入したそうだ。

「買ったときはボロボロの見た目だったんですけど、磨けば全然見られると思って。あと、インタークーラー付きだけは乗ってなかったんで、欲しくて買いました。足まわりは全部フルオーバーホールして、ゴム類は全部、何から何まで換えています。エンジンルームはボロボロだったんですけど、リペイントしてだいぶ見られるようになりました。何でもかんでもではないですけど、極力変えられるものは変えています」

ボンネットをカーボンに変更した理由とは

ほとんどのメンテナンス作業は、自身で行っているという中村さん。ブレーキのマスターバックをR34用から流用したり、車高調をフルタップ倒立式に加工して装着したり、ヘッドカバーを結晶塗料で塗装したりと、自らでさまざまな変更を加えている。これは機能面の向上だけでなく、別の意味でノーマルから交換したパーツもあるようだ。

「純正シートがキレイだったんで、もったいないからわざわざフルバケにしました。タコメーターもステップモーターのウルトラに変えてるんですけど、ノーマルは全部とってあります。ボンネットもカーボン製に換えてあるんですが、これは軽量化というより作業性を考えてですね。ノーマルが20kg近くあるんですけど、作業のために(ボンネットの)開け閉めの頻度が高いんで、重いのが嫌になって年齢と体力を考えてカーボンに換えました」

DR30のちょっと、ひねくれたストーリーが好み

さまざまなスポーツモデルを乗り継いで、4台目のスカイラインRSターボに行きついた中村さん。このクルマが最後のクルマになるかもしれない、という気持ちで乗っているそうだが、なぜ過去に3台も乗っているRSターボをセレクトしたのだろうか。

「世代的に憧れてたクルマだったというのが、一番だと思うんですけどね。当時、自分が子どものころに、GT-Rにはなれなかったとか、散々言われてましたよね。4気筒だからダメだよとか、6気筒載せられるスペースに4気筒載せてるんですけど、だったらエンジンもっと下げて載せてくれればよかったのに、とか。そんな、ひねくれたストーリーが大好きなんですよ。だからスカイラインの中で、丸テールじゃない箱スカも大好きなんです。今後もこのままの状態を維持するために、部品を集めながら付き合っていければなぁ、とか思っています」

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