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「ハチロク」より売れた「AE92レビン/トレノ」! FF化してもバブル期の新時代クーペとして絶好調でした【カタログは語る】

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

スーパーチャージャー付きのGT-Zもラインナップ

搭載エンジンに関しては、当時の新世代レーザーシリーズが設定された。そしてフラッグシップに置かれたのが、スーパーチャージャーをドッキングさせたレーザーαツインカム16バルブ・スーパーチャージャーの4A-GZE型だった。MR2にもひと足先(1986年)に搭載したこのエンジンは、全域で優れたレスポンスをを生かし、ネット145ps/19.0kgmのシリーズではトップの高性能を発揮しGT-Zグレードに搭載。

このモデルは空冷式インタークーラーを最適配置するためエンジンの上に置き、ボンネットにはエアインテークバルジを備えた。もちろん従来からの1.6Lの4バルブ・ツインカムの4A-GE型(ネット120ps/14.5kgm)も設定され、こちらはGT APEX、GT、GTVの各モデルに搭載された。そのほかに1.5Lエンジン2機種が用意され、女性ユーザーを意識したリセや、そのほかのグレードに搭載された。

2ドアのパーソナルクーペとして身近な存在だった

ところでスプリンター トレノでいうと、AE86時代から受け継いだ、リトラクタブルヘッドライトをトレードマークとしたスタイリングも特徴だった。最近ではすっかり影をひそめてしまった2ドアクーペだが、AE92の頃は同じトヨタなら上級の「ソアラ」や、他社であればホンダ「プレリュード」、日産「シルビア」といったパーソナルクーペがひとつのジャンルとして支持を集めていた時代。そんな時代の中で、新時代を見据えたFFのスポーティもカジュアルも楽しめる身近なパーソナルカーだったのが、このAE92、5代目スプリンター トレノ(カローラ レビン)だった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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