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「頭文字D」聖地で峠を全開走行! AE86オーナーの夢が合法的にかなった「ラリチャレ渋川・伊香保」とは

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

ラリチャレ渋川・伊香保にAE86で参加

初心者向けのワンデイ・ラリーイベントとして、人気を集めている「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ(ラリチャレ)」。参加者の多くがラリービギナーで、初心者にも優しいコース設定で、安全かつ手軽にエントリーできる入門者向けラリーとして多くの参加者を集めている。その中でも、定員を超える応募がある人気の高いイベントの一つが、渋川伊香保である。2023年も第5戦として7月1〜2日に開催された。

目標は全SSをリタイアせずに走り切ること

クルマ好きのみならず、多くのファンを持つ人気漫画「頭文字D(通称:イニD)」の作品の舞台である群馬県渋川市は、作品のアニメや漫画のファンが作品で描かれた場所を訪れる「アニメツーリズム」を推進している。市内には作品中に描かれたスポットや、キャラクターたちが描かれたマンホールが点在し、聖地巡礼を行うファンも多い。その聖地で開催となるラリチャレが今回の渋川伊香保戦となる。

ほぼラリー初心者の2名が乗り込むトヨタ・カローラレビン「#112 BRIDEエアバスターカローラレビン(松下和樹/若松泰恵組)」が参戦した。松下選手は、ダートラ(ダートトライアル)には参戦してきたが現在は競技から引退したドライバー。その横のナビシートに収まるのはモータースポーツ好きでインターネットラジオでDJも務めている若松選手である。モータースポーツライセンスは所持していたものの、実戦は今回が初となる。

この参戦については、松下選手が2022年のラリチャレ渋川伊香保戦にコ・ドライバーとして参戦(#159チームBRIDEバスターヤリス/ドライバーは井野義一選手)し、この渋川市が「イニD」を街おこしの一つとして活用していることを知ったことがきっかけ。松下選手はもちろん「イニD」ファンで、冬場のスノトレ用に使用している松下選手の愛車のAE86レビンで、ラリチャレ渋川戦に出られることがわかり、今回の参戦となった。

#112 BRIDEエアバスターカローラレビン

ラリー初心者の乗るAE86は、あまり詰め込んでも無理だろうということで、ラリーという競技を勝ちにいくのではなく、楽しむスタイルで参戦となった。もちろん走ることはしっかり楽しみながら、沿道からの声援にもしっかり応えるよう、目標は全SSをリタイアせずに走り切ることで、無事に完走を果たした。

合法的に渋川で峠を全開で走れるチャンス

AE86で渋川伊香保地区を走るのは特別なこと。開催日となった7月1〜2日も渋川市内の一般道でもAE86何台かとすれ違うこともあり、ラリチャレ渋川伊香保戦には松下選手のAE86以外にもう1台のAE86が参戦していた。

イニDでは、峠の走り屋が描かれているわけだが、合法的に渋川の峠を競技スピードで走れる機会である。松下選手は、全国各地で開催されているラリチャレの中でも渋川伊香保戦だけは来年以降も参戦したいと語る。そう考えてみるとクルマ好きで走り好きならば、ラリチャレ渋川伊香保戦、一度は出てみたいと思うのもわからなくもない。

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