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トヨタ「センチュリー」はSUVではなくVIPです! ジャンクションプロデュース改で伝統の悪っぽさを演出しました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

「センチュリー」の伝統的スタイルをVIPに

岡山県の笠岡ふれあい空港で開催された「VIPスタイルミーティング」には、ハイレベルなカスタムカーが勢揃いした。その中でも、キングオブVIPカーとして異彩を放っていたのが今回紹する「50センチュリー」だ。オーナーは九州でVIPカー乗りをサポートする名店「モーターリンク熊本」の代表・西山航司さん。自分が大好きなVIPカーの世界にのめり込み、遂にはショップまでオープンさせた強者が手がけたクルマを紹介しよう。

ジャンクションプロデュース改のフルエアロ

ドレスアップカーにこれから乗りたいと考えている初心者から、有名イベントで上位を目指すオーナーのクルマまで、VIPカーに関する引き出しの多さで定評のあるモーターリンク熊本。代表の西山航司さんは、ショップを立ち上げる前から業界内で有名なプライベーターであり、他人と違う独自路線のアプローチが話題の強者ビルダーだった。

そんな西山さんが50センチュリーを購入したのは今から10年前。時代はレクサス絶頂期、イベントに参加する車両の中心は「LS」が圧倒的に強かった中、ベース車の時点で誰より目立つことを狙って50センチュリーを選択。名実ともに最高峰のVIPカーを目指し、特別なカスタム計画をスタートさせた。

持ち前の技術と発想力によって、じっくり時間を費やした西山さんの50センチュリーは、見てのとおり「VIPセダン伝統のワルっぽさを持つVIPカー」としてイカツイ雰囲気ムンムンだ。

エアロパーツはジャクションプロデュース製で、スタンダードモデルではなく、ここにもオリジナリティを出すべく、横長のフォグランプをアレンジ。さらに、ダクトを追加して一体感を高めるスムージング処理も施している。

また、サイドステップはプラチナムLS用をベースにセンチュリーの寸法に合わせて延長加工を施した凝った作り。サイドについては、伸びやかなロングフォルムを表現するだけではなく、幅広で威圧感を高めるために、純正フェンダーアーチに沿ってエッジを立体的に鉄板で作り込んだ溶接オーバーフェンダーを装着させた。

その出幅は、フロント30mm、リア50mmとのこと。ちなみに、このフェンダーに合わせて、ホイールは9.5J/12.5J×19インチのワーク製のオーダーメイドのイークローをセット。4輪独立イデアルのエアマックスでローダウンしている。

>>>「VIPスタイルミーティング」の詳細はこちら

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