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昭和のクルマはタバコモクモクあたり前! 懐かしの愛煙家グッズと煙対策を振り返ろう

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: 写真AC/AMW編集部

ドアバイザーは喫煙者ならずとも重宝する換気グッズ

三角窓がないトラックや箱バンなどでは、フロントフェイスに走行風を車内に取り入れるためのフタ、というかフラップがついているものもあった。こういうクルマの場合は、タバコを吸うときには外気導入フラップを開ければ、煙ることはない。

やがて、三角窓がデザイン上の問題や、ここを壊してドアロックを外すという盗難問題などからすたれてしまうと、煙を排除することが難しくなってしまう。そこで装備されるようになったのが、ドアバイザーだった。

ドアバイザーというのは、ドアウインドウ上部にセットするカバーのこと。これがなくてもドアウインドウを少しだけ開ければ、正圧と負圧の関係から車内の空気が車外へと引き出されるので換気はできるのだが、問題は雨の日。ドアウインドウを開けると雨が入ってくるけど車内は煙い、というとき、ドアバイザーをセットしていれば、雨を防ぐことができたのだ。そのためドアバイザーを付けていないクルマのほうが珍しい、という時代もあったのだが、喫煙者が減ったいま、ドアバイザーを付けているクルマはだいぶ少なくなった。

ドアバイザーは走行風によるノイズ増大の原因にもなるし、空気抵抗も増えるので燃費的にも不利。もちろんそういったデメリットを抑制した、空力解析から生まれた先進的なドアバイザーもあって、いまでも無限ではベンチレーテッドバイザーとして販売されているし、オートエグゼではスポーツバイザーとして販売されている。

またまた余談だが、内気循環のままエアコンで温度調節だけをおこなって長期間走り続けていると、車室内の空気が悪くなり、判断力が鈍りがちとなることもある。一般的には、車外の空気がキレイかな、というときには外気導入に切り替えて換気をすればいいのだが、煙という目に見えて環境が悪化しているものがないと、気が付きにくいものである。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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