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走行3万キロの4ドア日産R33「スカイラインGT-R」で北海道から大磯まで自走! R32とR34オーナーが「40thアニバーサリー」を増車した理由とは

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政

  • 1998年式R33型スカイラインGT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリーと、オーナーの“せんしゅ~”さん
  • 北海道から富士スピードウェイのイベントまで家族を乗せて参加したことも
  • ホイールをR34 GT-R純正18インチに履き替えている
  • オーテックによるGT-Rの4ドアセダンは400台少々のみが生産された
  • マフラーもノーマル
  • エンジンもオリジナルコンディション
  • 松田次生選手も、実際にこのクルマをドライブし「いいですねこれ!」と語ってくれたそうだ
  • 11年前の購入時で走行距離2万km、現在3万kmの低走行車
  • 内装の状態もきわめてクリーン
  • 北海道から来た“せんしゅ~”さんと、関東の“ジェフ”さんでオーナー同士交流を深めていた
  • フルノーマルの状態に戻すとさらに希少性の高い1台となりそうだ
  • 2ドア後期型純正の大型リップスポイラーが装着されているが、今後オーテック純正のノーマル(2ドア前期型の薄型タイプ)に戻そうかと考えているそう

大磯のオーテック里帰りミーティングへ北海道から自走参加

2023年10月7日(土)、大磯ロングビーチにおいて「オーテック オーナーズグループ 湘南里帰りミーティング」が開催された。ここで札幌ナンバーの1998年式R33型「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー」を発見。なんと自走で来たそうだ。それでいて総走行距離は3万kmと低走行。その出会いから現在までをオーナーの“せんしゅ~”さんに聞いてみた。

走行2万キロの極上車を11年前に手に入れた

新車で購入したR34のスカイラインGT-R Vスペックに加えて、「家族を乗せることができるクルマ」としてこのR33スカイラインGT-R 40thアニバーサリーを増車した“せんしゅ~”さん。ほかにR32のスカイラインGT-Rも所有しているというのだから、かなりのGT-Rフリークであることは間違いないだろう。

現在走行3万kmのスカイラインGT-R 40thアニバーサリーだが、11年前に購入したときはなんと2万kmだったそうだ。このスカイラインGT-R 40thアニバーサリーは400台ほどしかない限定モデルであるため見つけるのは難しい。中古車サイトを日々チェックして探すのが当時の日課だったとのこと。そんななか、千葉で2万kmの個体を発見。現車チェックをするために北海道に運んでもらい状態を確認して、購入を決定したそうだ。

リアシートは家族にも好評

こうして4ドアのR33 GT-Rを手に入れた“せんしゅ~”さん。家族を乗せられるクルマとして購入したので、雪が降らない時期はリアシートを活用して旅行することもあるそうだ。なお、2022年秋に富士スピードウェイで開催されたR’s Meetingには、このクルマにご家族同乗で参加したそうだ。

リアシートは広くて快適でご家族からも好評とのこと。長距離ドライブも難なくこなすあたりはスカイラインGT-RのGTとしての性能をフルに活用している印象だ。

オリジナル度の高い個体、今後フルノーマルに戻すか思案中

カスタマイズポイントを聞いてみるとほとんどノーマルとのこと。変更されていることが多いマフラーや足まわりも純正のままだそうだ。変更点としてはホイールをR34 GT-R純正18インチに履き替えていて、大型リップリップスポイラーが装着されているという2点のみ。ノーマルが好きと語る“せんしゅ~”さんは、今後このホイールとリップスポイラーもノーマルへと変更しようかと考えているそうだ。

3万kmほどの低走行でほぼノーマルのスカイラインGT-R 40thアニバーサリーはなかなかないだろう。ヘッドライトは購入当時から装着されているものだというから、普段の手入れや保管状況の良さもうかがわれる。

実際の機関類のコンディションも気になるところだが、複数のGT-Rを所有しGT-Rオーナーの間でもGT-Rフリークとして認められている松田次生選手も、実際にこのクルマをドライブし「いいですねこれ!」と語ってくれたそうなので、コンディションも良いことは間違いないはずだ。

* * *

今度またお会いする機会があれば、外装まで含めてフルノーマルの状態で見ることができるのかとても楽しみだ。そうなれば極上コンディションのフルノーマル・スカイラインGT-R 40thアニバーサリーという、とても希少性の高い1台になることは間違いないだろう。

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