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日産R32「スカイラインGT-R」のエンジンを積む4ドアセダン! NAサウンドの「オーテックバージョン」は現在走行21万キロでした

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政

  • R32型スカイライン オーテックバージョンと、オーナーの“jun-jun”さん
  • エンジンは、GT-R用RB26DETTをNA化したRB26DE。最高出力220ps、最大トルク25.0kgmを発揮
  • 専用のエキゾーストマニホールドが装着されていて、NA特有の甲高いエンジンサウンドを奏でる
  • オーテックジャパンのプレートがエンジンルームに備わる
  • ボディカラーは専用色のイエロイッシュグリーンパールメタリック
  • フロントグリル左側にはオーテックジャパンのロゴが塗装で描かれている
  • ホイールも専用品
  • ボディサイドにもオーテックジャパンのエンブレムバッジ
  • ステアリングにもオーテックジャパンのロゴが入る
  • トランスミッションは4速AT
  • ベースとなったのは4ドアセダンのGTS-4
  • GT-R風のフロントマスクにオーテックジャパンのロゴが塗装で描かれている

GT-R用エンジンをNA化して搭載した4枚ドアスカイライン

2023年10月7日(土)に大磯ロングビーチで行われた「オーテック オーナーズグループ 湘南里帰りミーティング」。当日は新旧さまざまなオーテック車が一堂に会したわけだが、希少な車種も多く見ることができた。今回はそんな中から「エンジンサウンドに惚れ込んだ」というR32型「スカイライン オーテックバージョン」のオーナーである“jun-jun”さんに話を聞いた。

パイプオルガンのようなエンジンサウンドで虜に

このクルマを選んだ理由を聞いたところ、まっさきに「エンジンサウンド!」と答えたjun-junさん。聞けば、以前知人が持っていたR32のオーテックバージョンに乗せてもらったときにそのサウンドに魅せられたそうだ。

1992年に発売されたこのスカイライン オーテックバージョンは189台の限定生産。4ドアのR32スカイラインのボディに第2世代GT-Rと同じRB26エンジンを搭載したモデルだ。しかし、このオーテックバージョンはターボのGT-Rと異なりNA、しかも専用のエキゾーストマニホールドが装着されていて、NA特有の甲高いエンジンサウンドを奏でる。

「このエンジン音がパイプオルガンみたいでたまらないんです」

と語っていたjun-junさん。一度このエンジンサウンドを体感してからずっとR32オーテックバージョンが欲しくてたまらなくなったそうだ。

行きつけのショップのお客のクルマを譲り受ける

こうしてR32オーテックバージョンが憧れの1台となったjun-junさん。現在所有している愛車との出会いは行きつけのショップだったとのこと。当時所有していたクルマの別の用事でそのショップを訪れたところ、このR32オーテックバージョンが入庫していたそうだ。そのときにクルマの状態をチェックして、状態の良さを確信。なにより行きつけのショップに出入りしているクルマというのは安心感も高かっただろう。

さすがにオーナーのいるクルマを「売ってほしい」と言うわけにはいかなかったため、「もしこのクルマのオーナーが手放すときは声をかけて欲しい」とショップに伝えた。

その出会いがキッカケとなり、晴れてこのR32オーテックバージョンがjun-junさんのマイカーとなったというわけだ。14年前で、走行距離15万kmだったそうだ。

このまま少しずつ直しながら乗っていきたい

前オーナーが大切にしていたこともあってか、オイル交換などの基本的なメンテナンスのみで、エンジンとトランスミッションは納車してからそのままの状態だという。希少で憧れていたクルマでもガレージにしまったままにしないのがjun-junさん流。週末はこのクルマでエンジンサウンドを楽しみ、ときどき長距離ドライブも楽しんでいるという。

今回の里帰りミーティングにも大阪から訪れていたし、新潟への旅行や九州1周も楽しんだそうだ。

「4駆だしスキーもこれで行きましたよ!」

とjun-junさんは笑顔で語っていた。そういった背景もあり、このクルマのオドメーターは取材時に21万kmを指していた。

これまで大きなトラブルはさほどないそうだが、広島を訪れていたときに燃料ポンプのトラブルからエンジンが不動に。燃料タンクを叩いてなんとか燃料ポンプを動かし、どうにかディーラーにたどり着いたことがあったそうだ。

* * *

今後も悪いところを少しずつ直しながら乗っていくとのこと。いずれはエンジンやトランスミッションのオーバーホールも行いたいそうだ。今後もjun-junさんはこのクルマで、その快音を奏でていろいろなところを旅するに違いない。

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