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バブル期に北欧車に乗っていたのは知性あふれるカタカナ職業の業界人でした! サーブ「900」とボルボ「240ワゴン」を振り返ります

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: VOLVO/WEB CARTOP/AMW編集部

空飛ぶレンガの異名を持つボルボ

もう1台、今なおかっこいい昭和の北欧のクルマとして、サーブ900と両巨頭となっていたのが、当時、ほぼワゴンメーカーだったボルボの240シリーズ、それもワゴンである。その生産は1974年から1993年まで続き、ボルボの超寿命車種として、ボルボ歴代の代表車種としても今なお語り継がれている名車だ。1974年からは帝人ボルボが、1986年からはボルボジャパンが輸入、販売していた。ボルボ240を語る上で忘れてはいけないのが、”空飛ぶレンガ”の異名で240ターボが戦っていた欧州ツーリングカーレースでの輝かしい戦歴である。

そんなボルボ240ワゴンは、昭和の日本においては、カタカナ系職業、例えば花形デザイナーとかスタイリスト、カメラマンに愛用されていたことでも有名だ。とくに1985年あたりからは日本国内でワゴンの人気が広く浸透。カタカナ職業ではない一般ユーザーからも、ワゴンならではの荷物の積みやすさ、アウトドアでの便利さなどからファンが続出。筆者は当時、外車・自動車専門誌をはじめ、女性誌、男性誌でも仕事をしていたのだが、ボルボを取り上げる企画が数多くあったと記憶している。スウェーデンはもちろん、スペイン、ハワイ、ロサンゼルス、ラスベガス、バーモントなどでも撮影したり、乗った経験がある。

中古車市場は強気の値付け

話をサーブ900、ボルボ240ワゴンに戻すと、当時、BMWやベンツ、国産デートカーに乗っていると、やっぱり遊び人に見られてしまいがちだった。だが、サーブ900やボルボ240に乗っていると、クルマに詳しく、仕事もデキる男……なんていうイメージがそこはかとなく演出できたのである(実際、知性もあるデキる男たちが乗っていた)。だから、バブルに浮かれた遊び人を嫌う、良家女子、お嬢様系女子にも「彼氏が乗ってほしいクルマ」としてウケたのだ。そこにはもちろん、北欧のクルマ=安全なクルマという当時からあった定評も、後押ししたに違いない。

1993年の生産終了から30年を経た今でも、TVドラマの中に、ボルボ240ワゴンがポツンと登場していたりするが、古くてもセンスの良さを感じさせる小道具として活躍し続けているというわけだ。

今買える現存中古車は、そうしたクラシックカーとしての人気も反映し、走行距離20万kmは当たり前ながら、180万円~250万円という強気の値付けとなっている。とはいえ、アウトドアに乗っていけば、かなり注目され、渋さを演出できるに違いない。ヴィンテージなアウトドア用品との相性も抜群だろう。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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