特殊なカスタムペイントが光る

2023年10月29日にTRUST主催で開催されたユナイトミーティングには、トヨタ「86」やスバル「BRZ」やスズキ「スイフトスポーツ」などが数多くエントリーした。そんな会場で発見した86とBRZをピックアップ。今回は、特殊なカスタムペイントが光るトヨタ「86」を紹介しよう。

凝ったグラフィックが浮かび出すデモカー

今回で2回目の開催となるTRUST主催のユナイトミーティングが2023年10月29日に千葉県のNATS日本自動車大学校で開催された。今回は車種を絞り、86、BRZ、スイフトスポーツにフォーカスを当てて、自慢のカスタム車両が会場に集結した。そこで、ここでは集まった車両の中でも86、BRZにスポットを当てて、気になる車両をピックアップ。会場でまず気になったのは、よく見るとゴーストフレアのカスタムペイントが施された1台だ。

オーナーの中野さんが半年前に入手したという2012年式の86 GTリミテッドは、元々カスタムペイントで有名なROHANのデモカーだったそうで、ベースカラーも純正色ではなく、オリジナルペイントとなっているそうだ。

まるでトリックアートのような複雑かつ繊細なペイントワーク

まずはそんなカスタムペイントを見てみよう。全体的に明るいグレーでペイントされているのだが、よく見ると、その中に若干明るい同系色で美しいラインアートが描かれている。

それだけでもすごいのだが、よく見ると、さらにその奥の層にギラギラしたゴールドのフレームスが見える。実はこれ、車体の鉄板をサビ落しなどで削ったり磨いたりする「グラインディン」の際にできた削り目をあえて活かしている。その上から薄くペイントを施すことで、角度によってグラインディング目が見えるというかなり難易度の高いカスタムペイントの手法なのだ。