クラブのメンバーたちで助け合って乗り続ける
ところで、34年間という長い所有歴であるが、トラブルなどは無かったのだろうか。
「ラジエターでしょ、マフラーの中間パイプにキャブレター。酷かったのは、リアゲートって上に跳ね上がるじゃないですか。開けたと同時に横回転。左側のステーが錆びていてもげちゃったことがあります。今、お話したトラブルは全て、キャトルクラブのメンバーにパーツを譲ってもらい解決しました。キャトルクラブには20年前から入っているのですが、故障やトラブルが起きたときには、メンバーに部品を調達してもらったり、修理のアドバイスをしてもらったり、自分でも少しずつ触れるようになりましたね」
奧村さんの在籍しているクラブ・ルノー・キャトル・ジャポンは、関東、中部、関西でそれぞれツーリングやキャンプ、ピクニックといったイベントを開催し、隔月で発行しているクラブ誌では、そうした報告や新メンバーの紹介など、全国のメンバーとコミュニケーションを取っている。そうしたクラブの存在は、ずっとキャトルに乗り続けている原動力でもあるという。
「そろそろタイヤの交換を考えているのですが、オリジナルサイズは135-80R13で、このサイズをミシュランは生産中止しているため、他メーカーからの選択になってしまいます。どこのメーカーにするのか、かなりの悩みどころです。タイヤもクルマの顔ですからね」
と、最後にキャトルオーナー全員が熱望しているタイヤ問題を代弁してくれた奧村さんであった。