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左ハンドルの激レア ホンダ「アコードクーペ」はもと息子の愛車!「部品取り車を1台手に入れて純正に戻して復活させました」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • アコードとしては4代目となる。プレリュードの上級車種としての設定だったが、その購買層にとって2ドアクーペはハードルが高過ぎたのだろう
  • 2ドアクーペは、前部が低くデザインされた当時のボディスタイルによく似合っている
  • 1980年代後半から1990年代前半の、当時のホンダらしさが溢れたリアデザイン
  • グレードは2.0 Siエクスクルーシブ。アメリカでは2.2Lだが、日本の税制を考慮して、5ナンバー枠となる2.0LのF20A型エンジンを搭載
  • 先代モデルではリトラクタブルヘッドライトが採用されていたが、この代から横に長いヘッドライトに変更
  • ホイールはCD7/8型のアコードクーペ用に交換。メッキ感がアメリカっぽい雰囲気を底上げしている
  • 赤い内装が印象的。ダッシュボードは経年劣化があるため、カバーを使用
  • ハンドルもアメリカホンダのロゴ入り
  • 綺麗なレザーシートも純正。この質感からも、アコードクーペの立ち位置がどこにあったのか理解できるだろう
  • ドアパネルなども部品取り車から復活させた
  • ノーマルではヘッドカバーは黒いが、中途半端に剥げてしまったので、全て剥ぎおとしてこの状態に
  • ホンダ アコードクーペ 2.0Si エクスクルーシブとオーナーの上橋良仙さん

ホンダが正規販売した、アメリカ生まれの日本車

2023年11月3日(金)に開催された「ネオクラシックホンダファンミーティング2023」の会場で、左ハンドルのホンダ「アコードクーペ」を目撃しました。これはもしや、当時メーカーが正式に販売したアメリカ生産の車両、つまり正規左ハンドル仕様の個体かもしれない!? 純正の状態を残しつつも、ローダウンや光り輝くメッキホイールの程よいアメリカンスタイルに惹かれ、オーナーを直撃しました。

息子から譲り受けた希少車

「1991年式アコードクーペは私の次男が長年所有していた車両です。たぶん12〜13年ぐらい手元にあったと思います。彼は当時シビックにも乗っていて、このアコードクーペは車検を切らしたまま放置していたんです。そのままポンコツに朽ち果てていくのはもったいないので、私の愛車として譲り受けたのです」

上橋さんが入手した当時は、かなりボロボロだったそう。それを、この車両を購入したお店に相談し、部品取り車を探してもらい購入した。

「このアコードクーペで左ハンドルは、この界隈では見たことがないですね。昔、近所のクルマ屋さんで販売されていたのを見た覚えはありますが、それぐらいかも? この車両の後期型、排気量2200ccの右ハンドルは門司方面で駐車してあるのを見たことがありますが、それぐらいです」

ホンダ「アコード」としては4代目、「アコードクーペ」としては2代目に当たるこのCB6/7型は、1990年から1994年まで販売されていた。しかも、当初はアメリカ生まれの左ハンドルのまま販売開始。途中で右ハンドルも輸入されるようになったという、国内で新車販売された車両としては、かなり珍しいストーリーを持つ車種になる。それだけに、30年以上が経過した今の時代は、残存個体が非常に少ないのは、当たり前のことなのだ。

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