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リッター32キロを誇った初代「インサイト」はいま。8年落ちを16年乗り続けるオーナーの正直な感想「同情するなら金をくれ!」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • 5年前に全塗装をしているため、ボディ状態は美しい
  • 走行距離は12万1363キロ(取材時)と、年式の割には大切に乗られている
  • ホンダ S2000(前期)と同形状のステアリング。インサイトはウレタン、S2000は革巻きの違いはあり。ウレタンがボロボロになったため、S2000用へと変更
  • 走りの楽しさを求めてマニュアルを購入してみたが、「オートマよりはマシ」という程度の面白さだそう
  • フロントワイパーもホンダ クロスロード用へと変更済み
  • 2ドアクーペスタイルのデザインで、先鋭的な未来感が表現されていた。リアワイパーは2代目インサイト用に交換されている
  • ボディカラーは、この初代インサイトを象徴するシトラスイエロー・メタリックだ
  • 現状では3代目まで続いたインサイト。各世代でボディ形状が全く異なっており、トヨタ プリウスに対抗するためにホンダがどれだけ苦心したのかが伺える車種だ
  • ホンダ インサイトとオーナーの園田広隆さん

5速ミッションの設定があったことはご存知ですか?

ホンダ「インサイト」は、1999年に登場した初代(ZE1型)を皮切りに、2009年発売の2代目(ZE2/3型)、そして2018年からは3代目(ZE4型)と続きました。しかし、同一車種としてのブランドイメージ戦略に成功したトヨタ「プリウス」とは対照的に、モデルチェンジごとに、2ドアファストバッククーペ、5ドアハッチバック、クーペ風4ドアセダンと変化した「インサイト」は、3代目を持って生産終了となっています。「ネオクラシックホンダファンミーティング2023」の会場で、1台のみ参加していた初代「インサイト」。美しく輝く希少車に興味を抱き、オーナーの園田広隆さんに取材を敢行しました。

マニュアル車を探した結果、ここに辿り着いた

このホンダ「インサイト」(初代)を所有する前は、1991年式の「ビート」に乗っていたという園田さん。14年乗り続けたその愛車がかなりヤレてしまい、最後はボディが劣化してトランクがもげてしまうトラブルに見舞われたのが乗り換えのきっかけだった。

「マニュアル車であることが絶対条件でした。運転して楽しいですからね。それと、できるだけ乗っている人が少ない車種がいいなと。ホンダ車であることにはこだわりは強くなかったのですが、初代インサイトにマニュアルの設定があるのは知っていたのです。しかも、ビートと同じ2シーターであることも、気になりはじめた理由でした。本当はCR-Xとか、そういう車両が欲しかったのですが、維持費などを考えると現実的じゃない、という考えもありました」

その結果、近所のディーラーに行って、初代「インサイト」を探してほしいと伝達。待つこと約1カ月で、程度良好のこの個体が発見されたのだそうだ。実際に所有してみると、

「マニュアルではあるけれど、走りを楽しめるわけではなかったです(笑)」

というコメントが出るくらいなので、園田さんにとっては100%満足できる買い物ではなかった。しかし、新車販売から購入時点ですでに8年落ち。それから今に至るまで、約16年も園田さんはこの愛車に乗り続けていることになる。

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