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ホンダ「N360」に乗って32年! 成長した娘と25年ぶりに四国「ミルキーウェイ」ラリーに参加しました

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 久万高原公園に集まったミルキーウェイのエントラントたち
  • 1968年式ホンダN360(N1)
  • 愛車N360(N1)とは32年の付き合いだという丸山浩市さん
  • オーナーの好みでステアリングはSタイプのものに交換されている
  • 4万km弱で丸山さんの手もとに来たので32年間での走行はわずか1万3000km
  • 「多分、出荷時のままです」というのは予備のタイヤ
  • N0、N1の特徴のひとつとしてエンジンの振れ止めのロッドが備わる
  • ホワイトのセンターラインは何度もやり直し納得のデザインを決めた
  • こちらも、初期のN360の特徴である合わせホイール
  • Mタイプのエンブレム
  • 購入時から付いていたというから、きっとリプロではないBSステッカー
  • ミルキーウェイの途中、突如爆音になった2本出しマフラー。クラックが入ったようだ
  • 計測機器の使用は認められていないが、キッチンタイマーでの計測はOK
  • ステアリングと色味が近いので気に入っているというシフトノブは社外品だそうだ
  • 前オーナーがオイル交換した際のテプラが残ったドアの内張
  • 現在のボディカラーは丸山さんの好みで少し濃いグリーン、ドアに若干オリジナルカラーが残る
  • トランクスルーになるリアシート
  • コマ図を見ての作戦会議中
  • 初日、ゴールに向けて再出発
  • 笑いの渦に包まれるパーティはミルキーウェイの風物詩でもある
  • パーティでは丸山さんご夫妻の結婚30周年を祝福
  • 四国カルストのワインディングを駆け抜ける丸山家を乗せたN360
  • 丸山家を乗せたホンダN360が四国カルストのワインディングを駆け抜ける
  • 今年のゴール、今治タオル博物館駐車場に駆け込むN360
  • エントラント、スタッフ全員での記念撮影
  • スタートの久万高原公園に集まったエントラント
  • スタート地点の久万高原公園でスタートを待ついすゞ ベレット、ロータス エラン
  • ミルキーウェイブルーアイランドラリー2日間の四国路を走破したトライアンフTR3A
  • サニー エクセレントクーペはミルキーウェイ常連の澤村さん夫妻
  • 石鎚山を2台のアメリカンV8が駆け抜ける
  • ランチア アッピアは遠く東京都から参加
  • レーシングモディファイしたサニー、ブルーバードの2台が連なる
  • 記念撮影するなど四国カルストを楽しむエントラント
  • オースティン ヒーレー スプライト、モーガン、ポルシェ356が四国カルストのワインディングを駆け抜ける
  • 来年の再会を誓い合い楽しい2日間のイベントが散会となった
  • 丸山家25年間の思い出が詰まったN360

往年のボーイズレーサー、ホンダN360で参戦

四国路を舞台にしたヒストリックカーによるスカベンジャーラリー「ミルキーウェイ ブルーアイランド ラリー(以下ミルキーウェイ)」が2023年11月11日~12日に開催された。会場に集まったクルマの中でもひと際オーラを放っていたこのクルマ、ブリティッシュレーシンググリーンのボディにはホワイトのラインが前後に入っていた。往年のボーイズレーサーのお手本のような1968年式ホンダ「N360」(N1)だ。

N360は23歳でオーナーとなり32年の付き合い

「今回は久しぶりの参加なのですが、前回はちょうど娘が生まれたばかりで、お義母さんに面倒を見てもらったということもあり、とても印象に残っているイベントなんですよ。またいつか出たいと思っていたのですが、ずいぶん年月も経ってしまいました(笑)。今回出ようとなった時に、娘も参加したいと言ってくれたので、初めて家族3人で25年ぶりのミルキーウェイです」

23歳の時に手に入れて、32年の付き合いだというホンダN360でエントリーしていたのは丸山浩市さん、奥さま、そして娘の茜さんのご家族。結婚30周年ということもあり、その記念としての参加でもあった。今は離れて暮らしている娘の茜さんも、この日のために駆けつけ、親子3人で2日間を楽しむのだという。

「N360はN0(エヌゼロ)、N1(エヌワン)は、それ以降のモデルとは違った部分がいくつかあるのも面白い部分ですし気に入ってます。例えば、分かりやすい部分ですと、エンジンの振れ止めのロッドですね。他にはトランクスルーになるリアシートは写真に取りやすいですね」

そう言って車内を整理して、トランクスルーの状態を作ってくれた。

奇跡的なナンバー「67-03」も嬉しいポイント

「もともとオートバイが好きでしたので、同じ空冷エンジンのN360に乗りたくて探していた時に、雑誌の広告で見つけたN360の売り物(N2)を見に行きました。すでに売約済みでしたが、そのショップで、そろそろ手放そうかなという人がいるので、それを待ってみる? と言われたのが、このN1だったんです」

そして、念願のN360のオーナーとなった丸山さんであるが、さらにおまけの喜びもあった。

「N360がデビューしたのは1967年の3月なのですが、購入時から付いていたナンバー“67-03”は、たまたまでしたが嬉しいですね」。

丸山さんのNはシングルナンバーというだけでなく、指定番号の無い時代に、偶然にもNのデビュー年月となっているオリジナルナンバーは、プライスレスな喜びだそうだ。

娘さんはMT免許取得済み、まずはカプチーノで練習!?

コマ図の指示に従い正確さを求めるラリー競技も、娘の茜さんは楽しそうにしていた。

「女の子なので、とくにクルマやバイクのことを薦めた記憶はないのですが、夫婦でオートバイには乗っていましたし、ツーリングにも後ろに乗せて連れて行ってましたから、そうした影響が少しはあったのかな」

と丸山さん。茜さんはマニュアル免許だけでなく中型の2輪の免許も取得し、父親のバイクを狙っているという会話もあるそうだ。

「まずは、うちにあるカプチーノでマニュアルの練習をしてからでないとN360は運転させられません」

という浩市さんだが、その横顔は嬉しそうだ。

「“来年も出るなら私も行くよ”と娘も言ってくれているので今から楽しみです」

来年のミルキーウェイ、ハンドルを握っているのは茜さんかもしれない。

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