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Z世代の若者が「おじいちゃんとの思い出」のためにホンダ「レジェンド」を買う! 祖父を乗せて箱根の宿にドライブ旅行

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

純正戻しから始まった、思い出のクルマの再現

中古車販売サイトを使ってレジェンド探しを始めたが、掲載台数は2台のみという状況。愛知県で売られていた個体が気になり、現車を確認に向かったそうだ。

「ローダウンされていてホイールは社外品。純正グリルも黒に塗られた状態でした。しかし、走行距離は4万キロほどで、内外装どちらも綺麗。これは現車確認の価値はあるだろうと思い、実際に足を運んだのです」

その結果判明したのは、この車両は2オーナー車だということ。しかも、初代オーナーは26年間ガレージ保管していたそうで、ゴルフに行くときに使用する程度だった。その後、2代目オーナーのところで上記のカスタムが施されたものの、そのオーナーは半年間で手放すことに。それが中古車として販売開始されたときに、伊藤さんの目に留まったのだ。

「ダウンサスが装着され、グリルも色が変わっていたのですが、それらの交換前の純正パーツがしっかり保管されていたのです。僕は絶対に純正で乗ると決めていたので、パーツが残っていたのも決め手となりました」

そして、いよいよ自分の愛車となったレジェンドは、各部を手直し。買った個体はグレードがユーロだったため、おじい様が乗っていたエクスクルーシブ仕様へと変更。例えば、内装は本物の楠の木目パネルに。リアシートのパワーリクライニングスイッチも、雰囲気だけでも味わえればとスイッチのみ移植。ホイールは、エクスクルーシブ前期用を購入した。こうして、伊藤さん曰く「おじいちゃんリスペクト仕様」が完成したのである。

免許は返納してしまったが、まだまだ元気なおじい様をこのレジェンドの助手席に乗せて、幼少時の思い出が残る箱根の宿へ泊まりに行ったそうだ。23歳の若者がネオクラシック車を所有する理由。それは、大好きな祖父との思い出をいつまでも大切にしたいという、愛情の表れだったのだ。

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