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スズキ「ソリオ」を車中泊仕様に! 5人乗車で普段使いもできるコスパ最高の「F-BOXウィッシュ」とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • スズキのソリオをベースにしてパパビルドが製作したキャンピングカー仕様車
  • 後方の5面のガラスにはUVカットのフィルムを貼っている
  • リーズナブルに車中泊旅行を始めたい人におすすめ
  • 広々としたベッドスペースを確保しているのが特徴だ
  • 後方には小物を収納するためのフロアボックスとスライド機構付きのテーブルを配置
  • 天井は防音断熱加工を施している
  • ポータブルバッテリーなどはフロアの下へ格納することができる
  • 広々としたベッドスペースを確保しているのが特徴だ
  • 普段はファーストカーとして快適に使えて、週末にはゆったり車中泊を楽しめる仕様になっている

スズキ「ソリオ」の車中泊スペックが登場

スズキが誇るファミリー向けコンパクトカーである 「ソリオ」 は、 背の高いトールボディで使い勝手の良さで人気のミニバンです。普段使いに適した設計で、買い物から送迎まで便利に活躍し、そのコストパフォーマンスも含めて魅力的な要素が詰め込まれています。そんなソリオをベースに、コンパクトな車中泊モデルを数多く手掛ける岡山県のキャンピングビルダー「パパビルド」が普段使いできるキャンピングカーのモデルを製作しました。その気になる装備に迫ってみます。

本格的なキャンパーよりも普段使い重視

普段はファーストカーとして快適に使えて、週末にはゆったり車中泊を楽しむ。そんな1台2役の希望を叶えてくれるのが、パパビルドの「F-BOXウィッシュ」だ。

普段使いが出来るキャンピングカーの最大のメリットは「コスパのよさ」にある。通常セカンドカーとして扱われるキャンピングカーは経済的な負担が大きい。普通車との2台所有となれば、車両購入費だけではなく、車検・保険・税金・駐車場代なども2倍のランニングコストがかかる。

その点、ファーストカーとして割り切った考えから製作された街乗り優先のキャンパーならば、1台分の維持費で済む。もちろん、使い勝手の面ではキャンピンカーには到底およばないが、暮らしのなかでクルマを使うことが多い人にとっては、このタイプがおすすめ。女性にも運転しやすく、旅行の途中で運転を交代したくなったときでも安心だ。

パパビルドのF-BOXウィッシュの開発コンセプトも、まさにそうしたユーザーのライフスタイルを想定して作られている。そのため、通常のキャンピングカーに見られる大型の家具やシンク等は一切搭載せずに、シンプルな車中泊モデルとして、大人2人がゆったりと就寝できることを重視。

天井に防音断熱加工を施し、シートを倒してフルフラットベッド化が可能な快適マットレスを用意する。また、後方には小物を収納するためのフロアボックスとスライド機構付きのテーブルを配置し、ガラスにはUVカットフィルムも貼られている。

リーズナブルに車中泊を始めたい人におすすめ

車中泊仕様車としてより快適な環境を作り出す電源については、大容量高性能ポータブルバッテリーのオプションも用意し、使い方に合わせたアレンジを可能にしている。また、その収納庫をフロア下にすることで、広々としたベッドスペースを確保しているのが特徴だ。

大型のキャンピングカーほど車内を広々と使えるわけではないが、少人数の旅では必要にして十分。普段の買物やちょっとしたお出かけにも5人乗りなので便利に使える。

上を見たらキリがないが、ファーストカーとして1台ですべてがこなせる仕様としては「ちょうど良い」と感じるはず。普段乗りからレジャーまで幅広く使えるパパビルドの「F-BOXウィッシュ」はリーズナブルにキャンピングカーデビューするには最適な1台といえるだろう。ちなみに価格はグレードごとに異なるが、G/2WDをベースとした場合、268万1000円(消費税込)からとなっている。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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