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「モーガンクラブ」主催なのに、なぜ「ケンメリ」や「コルベット」たちの姿が…? 60台も集まった「ニューイヤーラリー」の敷居の低さには理由がありました

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • モーガンクラブニッポン(MCN)の主催するMCNニューイヤーラリー。もちろん一大勢力はモーガンで、さまざまな年式と仕様のモーガンが勢揃い。トップバッターはスリーホイーラーだ
  • ホテル日航成田の駐車場に集まったMCNニューイヤーラリーの参加車たち。基本的に1979年までのクラシックカーによるスカベンチャーラリーだ。オートテストや、コマ図の指示による走行、ゲームを楽しむ
  • ホテル日航成田の駐車場に集まったMCNニューイヤーラリーの参加車たち。基本的に1979年までのクラシックカーによるスカベンチャーラリーだ。オートテストや、コマ図の指示による走行、ゲームを楽しむ
  • ホテル日航成田の駐車場に集まったMCNニューイヤーラリーの参加車たち。基本的に1979年までのクラシックカーによるスカベンチャーラリーだ。オートテストや、コマ図の指示による走行、ゲームを楽しむ
  • 最初のゲームはオートテストからの射的。コースを確認するエントラントたち
  • パイロンで仕切ったコースでのオートテスト。1953年製ランチア アッピアが果敢にアタック
  • 1955年製モーガン プラス4で参加の佐々木夫妻。オートテストのフィニッシュラインでのスタッフの表情から、好タイムだったことが窺われる
  • 親・子・孫の3世代で楽しむのは1973年製モーガン 4/4で参加の「ミスター・モーガン」棚橋さん一家だ
  • オートテストでの最後の難関(?)の射的。意外とみなさん、良いところへ当てていた様子
  • スタッフの2002年製モーガン エアロ8が最後尾から出走し、停止車両などの確認をする。すべての車両がトラブルなくゴールへと戻ってきた
  • コマ図の指示に従い、指定速度でコースを走行する2台の参加車両。1963年製アルファ ロメオ ジュリア スプリント ヴェローチェに1971年製ディーノ 246GTが続く
  • コマ図の指示に従い、指定速度でコースを走行する参加車両たち
  • 社会福祉法人「まごころ」の事業所駐車場に設けたチェックポイントでは利用者さんや、たくさんの地域の人たちが出迎えてくれた
  • 社会福祉法人「まごころ」の事業所駐車場に設けたチェックポイントでは利用者さんや、たくさんの地域の人たちが出迎えてくれた
  • 社会福祉法人「まごころ」の事業所駐車場に設けたチェックポイントでは利用者さんが心を込めて作ったクッキーがエントラントに配られた
  • 成田空港周辺、じつは起伏に富んだところもある県道・市道をうまくコースに利用。ちょっとしたワインディング感があり、気持ち良いドライブとなる。こちらは1963年製MG-Bの井上さん夫妻
  • 1963年製アルファ ロメオ ジュリエッタ スプリント ザガートが起伏に富んだ成田空港周辺道を走行
  • 濡れた路面でのライトオン走行はさらに愛車を映えさせてくれる。1979年製トライアンフ スピットファイア1500は中村さん&高階さんの若者ペア
  • 小川さん夫妻の乗る1970年製アルファ ロメオ 1750 GTVが快音を奏でながら起伏のあるコースを走り去る
  • 1966年製のランチア フルビア クーペでのエントリーは佐竹さん夫妻。いつもコ・ドライバーでラリーに参加している愛犬マイク、今日はお留守番?
  • 1968年製フィアット 500Fで参加の水嶋さん夫妻。それに続くのはトライアンフ ヴィテス、ジャガー XJ-6Cの英国車たち
  • もうすぐ暦では大寒であるが、じつはこうして厚着をしてのドライビングが楽しいのはこの季節ならでは? いや、この日の雨混じりの気候は少し寒すぎか? 1965年製トライアンフ TR4は細川さん&Hanacoさんの友人コンビ
  • 今回はシークレットを含めて4カ所設けられたチェックポイント。モーガンクラブニッポンのメンバーがボランティアスタッフとして、しっかりニューイヤーラリーをサポート
  • 1964年製ポルシェ 356Cカブリオレの武岡さん夫妻が長い直線の後のコーナーにさしかかったところ。ゴールはあともう少しだ
  • 1965年製ベントレー シリーズ3 DHCは安藤さん夫妻がドライブ。独特の存在感をアピールしていた
  • 1965年、1966年の2台のトヨタ スポーツ800が田園地帯からのワインディングロードにさしかかりランデブー
  • 1975年製日産 スカイライン2000GTの新井さん夫妻組に続くのは、1960年製シボレー コルベット スティングレイの根元さん&濱中さんペア
  • これからのクラシックカー文化を担う若者をMCNニューイヤーラリーは応援。30歳未満のドライバーにMCN椎名代表より応援賞を進呈
  • 本格的なレースでのリザルトも残している小宮さんは、もちろん他のさまざまなラリーイベントでも強さを見せている。昨年はまさかの38位だったが、今回は見事にリベンジ成功し、堂々の優勝
  • ホテル日航成田での懇親会を兼ねた食事会に続いた表彰式。来年の再会を楽しみに参加者での記念撮影が行われた
  • モーガンクラブニッポンの有志を中心に、ボランティアでイベントを支えるスタッフたち。今年も皆様お疲れさまでした
  • 魅力的なヤングタイマーもちらほら、1986年製ルノー サンクターボは斉藤さん夫妻。それに続くのは吉川さん&高木さんの1964年製ポルシェ 356
  • 社会福祉法人「まごころ」の事業所駐車場に設けたチェックポイントでは成田市長・小泉一成氏による花束贈呈が行われた。モーガン プラス8で参加の岡本さん親子がエントラントを代表し拝受

35回目を迎えた新年恒例のクラシックカーラリー

クラシックカーはエアコンやヒーターといった空調装置が現代のクルマに比べると貧弱で、真夏や真冬にはイベントが行われることも稀です。ところが極寒の1月、お正月早々に毎年行われているクラシックカーラリーが存在します。モーガンクラブニッポンが開催するニューイヤーラリーは、2025年1月12日(日)で35回目。一体どんなイベントなのでしょうか。

極寒にもめげない約60台のヒストリックカーが成田に集合

2025年1月12日(日)。新年を迎え、本格的な寒さもそろそろ本番の、いわゆる大寒を迎えようとしているこの時期であるが、まだ夜明け前の東関東自動車道下り線、たくさんのヒストリックカーたちが向かっているのは、世界中の観光客を迎える日本の玄関口、千葉県成田市だ。そこにある「ホテル日航成田」を拠点として、毎年開催されているのがクラシックカーたちによる「ニューイヤーラリー」である。

もともとは1990年、「モーガン スポーツカー クラブ オブ ジャパン(MSCCJ)」のクラブイベントとして、メンバーのみでのコマ図を使ったスカベンチャーラリーとして始まり、2007年からは「モーガンクラブニッポン(MCN)」が引き継ぎ、2025年の今回で35回目を迎えたというから、わが国での趣味車によるラリーとしては、かなりの歴史を持ったイベントと言えるだろう。

クラシックカーの、ある意味では新年の寒中水泳大会的なイベントを楽しもうと、極寒にもめげない約60台が、スタート地点となるホテル日航成田の第4パーキングへと集結した。

モーガン以外もOK! ネオヒストリックもOK!

基本的に参加車両は1979年以前製造のクラシックカーが対象となるが、ネオヒストリック、ヤングタイマーといった、比較的新しい年代のクルマも見受けられる。これは、開催当初よりクラブメンバー以外もゲストとして、「いずれモーガンに乗りたい」、「コマ図ラリーに興味がある」といった人々も受け入れてきた経緯から、臨機応変に対応しているとのことだ。

コマ図を使ったラリーに興味があっても、多くのヒストリックカーラリーでは愛車の年式により参加基準に満たなかったり、エントリーフィーが高額で躊躇してしまうという初心者にも、最初の第一歩として楽しんでもらいたいとモーガンクラブニッポンの椎名代表は語る。

なんといってもモーガンといえば、キャブレター時代からインジェクションへと中身はアップデートされながらも、第二次世界大戦前のスタイルのままで現在も造られている唯一無二の存在でもある。ラリー開催にあたっての大らかさもモーガンクラブらしさといったところだろうか。

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