後席の下にはシャシー剛性のためのクロスメンバーを採用
四輪プラットフォーム設計部 シート設計グループ 係長 小西俊之さんは次のようにコメント。
「シートのドア側の角はカットするデザインにすることで乗降性をアップしています。ボディ側もエッジをカットするような形状にすることで乗り降りがしやすいように配慮しました」
後席はリアタイヤのフェンダーアーチに掛かっていて狭くなりがちだが、極力乗り降りがしやすいように配慮されている。
この後席の下にはシャシー剛性アップのためのクロスメンバーがある。剛性アップのためのクロスメンバーを入れると、後席のヒップポイントを下げたいという思いと相反することがあるが、そのどちらもバランスを取った結果このレイアウトになっているという。
シャシーの上に載るボディの構造はシエラと同じだが、フロントドアは108mm短くなっていて、その分乗降性も向上している。シャシーとボディを繋ぐマウントゴムは8カ所あり、これらはそれぞれ5ドア専用にチューニングされている。水平方向にはやや柔らかくすることで、5ドアに合わせた穏やかなハンドリングを目指している。
パワー不足が気になるならターボキットを装着!
エンジンは基本的にシエラと同じとなると、気になってくるのはそのパワー感。正直、ボディが長く重くなった5ドアジムニーとなると、ややパワー不足の面が出てくるかもしれない。4名乗車での長距離移動なども可能なパッケージだけに、余計に高速道路のパワー感を求める声もあるはずだ。
そんなときにオススメはターボキット。すでにトラストなどからシエラ用が販売されており、最高出力約25ps/最大トルク6.2kgmのアップが可能となる。中間トルクが太くなるので街乗りでのパワー感が増して乗りやすくなる。
そういったカスタムパーツがたくさんあり、自分好みに仕上げて楽しんでいけるのもジムニーの魅力だ。5ドアモデルのジムニー ノマドは2025年4月3日発売予定となっている。








































































